去年の夏、愛犬が旅立ちました。その愛犬とは小学生のときに出会い、親に頼み込んで迎え入れました。ずっとワンちゃんを飼いたかった私はとても嬉しくて、迎えてからいつも散歩やご飯をあげるなどをしていたと思います。でも、中学生になると、部活なども始まり愛犬の世話などはほとんど親に任せっきりになってしまいました。大学進学を機に家を離れ、一人暮らしをするようになったのですが帰省するたびに嬉しそうに迎えてくれる愛犬の姿を見て、今まで以上に愛犬を愛するようになりました。とはいえ、大学を卒業し実家に戻ってからも仕事などで世話をあまりすることはありませんでした。だんだんと老犬になり、元気も食欲もなくなっていく愛犬の姿を見てようやく「世話ができる当たり前の状態がどれだけ素晴らしいことなのか」を意識しました。それからというもの、できる限り世話をするようになりました。あまり与えていなかったおやつや缶詰もあげるようにしました。そして迎えた去年の夏。とても暑い日でした。外飼いだったので家の中に入れようとしたのですが親に反対され、外に出したまま外出して帰ると亡くなっていました。今思えば怒られてでも家の中に入れるべきだったと、とても後悔しています。朝は元気だったのに、帰ると動かない状況が理解できずただ泣くことしかできませんでした。愛犬が亡くなって一年が経ちましたが、思い出さない日はありません。ただ、気持ちは少し変わりました。今は「心の中に愛犬は生きている」と思っています。そう思うことで悲しさは和らぎましたし、実際心の中で生きていると思います。今、ワンちゃんを飼っている方、これから飼おうと思われている方、ワンちゃんの一生はあっという間です。一日一日を大切に、ワンちゃんの世話をしてほしいです。そして、夏の暑さはワンちゃんにとっても大敵です。動物だから大丈夫ではなく、熱中症にならないように工夫をしてあげてください。また、悲しいですがいつ亡くなるか分からないので、慌てないように火葬場を調べておくことをおすすめします。
28歳女 老犬になって気づいた愛犬の大切さ
