今年の5月のことでした。パピヨンの男の子のももが天国に旅立ちました。11歳でした。ももは、私と主人が結婚する前に同棲を始めたころにやってきました。とてもやんちゃでですが賢くて、人が大好きでした。私は動物を飼うという経験がなく、仕事もしていて始めは(絶対、大変だよ…)と気乗りしてなかったのをよく覚えています。主人はそんな中、ブリーダー様からももを譲り受けてきました。仕事から帰宅した私を白と黒のツートンカラーの元気な子犬がぶんぶんとしっぽを振りながら迎えてくれたのを昨日のことのように思い出します。可愛い!!絶対に大切にすると一目で気乗りしない気持ちが吹っ飛んでいきました。それから、一緒の生活が始まりました。しつけもブリーダー様がしっかりされており、もともとパピヨンは賢い犬種のため、そこまで苦労はなかったです。何をするにも一緒で、私が主人と結婚する前に一度、精神的な病にかかってしまったときもずっと寄り添ってくれていました。主人が長期出張のときも、ももがいたから、寂しさも軽く済んだのだと思います。それから、結婚をし、家を2度引っ越し、子どもが生まれましたが、大きな人生の節目にも、ずっとももは一緒にいました。やんちゃな盛りを超えてくると、やはり足腰が弱くなってきて、ぎっくり腰になったり、身体が弱々しくなってきていたので、気をつけないといけないと思った矢先でした。その日も、夕方仕事から帰宅し、ゲージから出して、いつものように過ごし、私たちは寝室へ、ももはゲージで寝ていました。夜中、私はふと用事を思い出し、目が覚め、用事をすまし、いつものごとく、ゲージに寝てるももがこっちを見ているのに気づき、おやすみと声をかけて寝室へ戻りました。するとキャン!!キャン!!キャン!!と痛い!!と言ったような変な鳴き声がしたので、慌ててゲージに様子を見に行きました。そこには倒れたももがいました。いくら呼びかけても、目をさましません。突然死でした。次の日、仕事を休んで葬儀屋さんへ。これでもかと言うくらい、泣きました。幼稚園に娘を迎えに行って、担任の先生と話をしながら、また泣いて。今でも思い出すと泣けてきます。どうしたらよかったのか、持病もなく前日まで元気だったのにとわけがわからない心境になりました。後悔したのは、新居に引っ越してきたときに少しゲージが小さくストレスをかけてしまったのかな…あのときの狂犬病の注射がダメだったのかな…といろいろ考えて後悔しました。それから、ゲージもずっとしまえなかったのですが、主人がパピヨン、また飼おうかと言い、今新しくパピヨンを迎えいれています。もものときにしてやれなかったことをしてやろうと心に決めて、毎日過ごしています。
はじめての犬との幸せな暮らしと悲痛な別れ いろいろ考え後悔
