寝たきりで老衰に近い状態でなくなった愛犬。毎日涙がでて何もする気がおきず辛かった。

「いつ帰ってくるの?」と母から電話があり海外から帰国した時はチビは寝たきりの状態でした。
マルチーズの雑種のチビは18歳まで長生きできたものの、腫瘍もありほぼ老衰に近い状態でしたが、私が帰るまで母が毎日点滴を打ちに獣医さんまで連れて行って私の帰りを待っていました。

耳も聞こえず、目もほとんど見えず茶色の毛も大部分白くなって大好きな鳥のササミも食べられずただ横になって時々手足を動かすだけでした。

粗相をしてもいいように古いシーツを引いて時々水を口元に近づけて飲ませてあげるのが精一杯のことでした。

ずっと犬を飼いたい!と小さい頃から願っていたことが叶ったのが私が小学校の高学年頃でした。動物が大好きでテレビも動物に関する番組を見るのがいつも楽しみにしていた子供時代。願いがかなってチビが我が家に。

まだ産まれて3ヶ月くらいの小さな子犬は本当にぬいぐるみのようでした。自転車のカゴに乗せてミルクを買いに行ったり、ただひたすら歩いて散歩したり。絨毯に粗相を何度もしたり、鳴き声で叱られたり。初めてのことだらけで失敗続きでした。でも子犬のお世話と介護とは大違い。

チビは段々衰弱して水も飲まなくなり、体温が低くなり、獣医さんももう点滴は必要ないと言われて自宅で介護して数日経った夜中でした。体が痛いのか時々「キャン!」と悲鳴をあげました。あまりに痛そうなので翌日痛み止めを獣医さんに相談しようと思っていましたが、翌朝冷たくなり天国へと旅立ちました。

たかがペットと言われる方もいますが、ペットも家族の一員です。失った人しか分からない悲しみはとても深いと思います。私も毎日ただただ涙が出て来て何もする気が起きず、時間がかかりました。ただチビとの思い出は忘れることなく、いつまでも心に残っています。