小さい頃から動物を飼ってきたので、ペットが死んでしまう経験もたくさん経験してきました。もちろんそのたびに、悲しい思いをすることになるのですが、一緒にいた時間、一緒に過ごさなければ感じることがなかった思いもたくさん経験することができました。そんなたくさんペットの死を経験してきた私にとって一生忘れることのできない愛犬との別れがあります。その愛犬が我が家に来たのは、私が中学校1年生の時です。当時非常に人気の高かったダックスフンドの男の子、ロンでした。小型の室内を家で飼うのは、はじめてだったのでロンが家に来た時は嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。寝る時も、ご飯を食べる時も、散歩の時も、ずっと一緒に過ごす事が日課になっていました。それから数年後私は社会人となり、家を出て行くことになってしまいました。その時ロンを連れてくことができたらよかったのですが、社会人1年目の私にとってペットを連れて一人暮らしする事は、ハードルが非常に高く感じ、実家に置いてくるという選択肢をとってしまったのです。いつか迎えに行こう…当初はそのように考えていました。しかし結果的にロンがなくなるまで連れてきてあげる事は出来ませんでした。ロンが死んでしまった。ある朝母から電話かかってきて、ロンが死んでしまったことを聞かされました。衰弱して眠るように亡くなったとのことです。その話を聞いた瞬間に、まだロンが小さかった頃、わんぱくで悪さばかりしていた頃の思い出がたくさん出てきて涙が流れてきました。動物を飼うということは、死ぬまで面倒みるという事です。それはロンを飼う位前から知っていましたが、一緒にいる時間が長いペットとの別れは、私が想像してたよりもずっとずっと辛いものでした。
一人暮らしをはじめいつかつれてこようと思っていた愛犬の死 想像以上に辛いものだった
