家族がたまたまそろったその日の朝に乳がんで亡くなった愛猫。待っててくれたのかな・・・と母がつぶやいた。

初めて猫を飼い出したのが、私が小学生のころ。
拾った猫でしたが、気性が荒くなかなか小難しい雌猫でした。

私の妹なんて、その猫が怖くてにさわることが出来なかったぐらい^^;
(気に入らないところを触ろうとすると、すぐ引っ掻いたり、噛んで来たりするので)

でも、私にとっては親友みたいなもので、よく一緒に遊んだり、一緒に寝たり、辛いスナック菓子が好きな猫だったので一緒に食べたりしていました。

飴も食べるし、フライドポテトも食べる猫。
変な猫ですよね。

でも別れは突然くるもので、私が20代のころ、急にその猫がご飯を食べなくなりました。

本当に急だったんです。

母が病院に連れて行っても、一向によくなりません。

もう一度、違う病院への受診を母に言いましたが「病院へ行くだけでも猫にとってはすごいストレス。正直可哀想だし、このまま本人(猫)の好きにさせてやりたい」と言い出しました。

正直、この時に私にはまったく理解できず、治せる病気かもしれないのに、何で他の病院へ母が連れて行かないのかわかりません。

私が泣きながら訴えましたが、聴いてもらえませんでした。

猫はそのまま何週間もご飯を食べず、大好きだったお菓子も食べず、水も飲まなくなってしまいました。

ガリガリに痩せ細ったからだ。

いつ死んでもおかしくない状況でした。

そして、ある日の朝方。

たまたま家族全員がそろっていた、まさにその日に猫は死んでしまいました。

偶然1人暮らしをしている妹も帰省していた日でした。

「家族全員が揃うまで、待っててくれたのかな・・・」

母がポツリとぼやきます。

後から知った話ですが、その猫は乳がんで、年齢も12歳。

手術でどうこうできる状態ではなかったそうです。

プライドが高く、まさに「お猫様」という感じの我が家の猫でしたが、家族がそろった家で最後を迎えることができ、よかったのかな・・・と思ってます。