私が二回目の手術で入院中に亡くなったセキセイインコ。身代わりになってくれたのではと思いました。

10年一緒に生活した、セキセイインコのきみちゃんが死にました。
きみちゃんは、黄緑色の雄のインコです。
おとなしくて、他のインコは本気で噛みつくのに、きみちゃんは、怒っていても甘噛み程度で、気を使ってくれるインコでした。

ただ、羽根の調子が悪く、他のインコが部屋を縦横無尽に飛び回るのに、比べ、小屋の中で一人で静かにしていることが多い鳥でした。

そのため、籠の扉を開けていても、いつも小屋の中にいるきみちゃんが、ある日、私の足元に来て、私のズボンのすそを二、三回、引っ張ったのです。

外に出てくることも、あまりないきみちゃん。何か、様子がおかしいと思い、観察してみると、フンが肛門の周りに固まっており、便が出ない状態であることが分かりました。

糞は、2センチ位の塊で、全然気が付いてあげられず、とても後悔しました。

糞をするとき、一生懸命いきむのですが、ぐ―という音がするだけで、出ず、とても苦しそうに見えました。すぐに翌日病院に連れていきましたが、高齢のため、特に何かするよりは、他の仲間の鳥と一緒にいたほうが、本人のためにいいだろうと、連れて帰ることになりました。

ただ、糞の塊は取っていただいたので、だいぶ元気になったようでした。

どうして、こうなるまで気が付かなかったのか。私が入院、手術後で、鳥の細かい状況まで気が付かなかったのです。

そして、私が二回目の手術で入院している間に、きみちゃんは死んでしまいました。

夫から、その話を聞いたとき、私は、きみちゃんが身代わりになってくれたのではと思いました。

のんびりやさんで、マイペースな男の子でしたが、きっと私の病気が重いことを知り、代わりに背負って旅立ってくれたのだと思いました。

その後、家に帰り、きみちゃんがいないことを実感しました。

あまりに寂しさに負けて、新しい雛を一羽購入しました。

この子のお世話で、自分の術後の痛みと、喪失感を紛らわしています。

きみちゃん、ありがとうね。