こんにちは!32歳の主婦です。私には14歳の頃から飼っていた「ロロ」という犬がいました。ロロは知り合いの家に産まれた雑種犬。黒柴のような外見です。知り合いの家に子犬が数匹生まれたというので、その中から選ばれたのがロロでした。両手に乗るほどの小さかったロロ。はじめは怖がりで家族から離れられなくて、いつも誰かの後ろをついて回っていました。気が付けばあっという間に大きくなって、元気いっぱい。玄関先で飼ってましたが、誰かが帰ってくると大興奮してしっぽを振り、飛びついて、甘えてきました。散歩が大好きで、リードを見せるとぴょんぴょん飛び跳ねて、大喜び。時々脱走する困った子でしたが、みんなに愛されていました。大きな病気もせず、過ごしてきましたが、ロロの体調が崩れ始めたのはロロが11歳を過ぎた頃でした。ご飯を残すことが多くなったことや、なんだか元気がないことが多くなりました。散歩に行こうとしてもあまり喜ばず…父が心配し病院に連れて行くと、もう10歳も過ぎ、少しずつ年をとってきているからだろうとのこと。そのあたりから少しずつチロは元気がなくなってきました。散歩に連れて行ってもノロノロ。初めは喜んで行くのですが、すぐに帰りたがります。途中でパタリと足が止まってしまうのです。誰かが家に帰ってきても犬小屋から出てこなくなりました。定期的に病院に連れていきましたが、大きな病気もなく…少しずつ、少しずつロロは年老いていったのです。12歳になった頃には外犬だったロロですが、家の中で過ごすようになりました。ほとんど動かす、ご飯もあまり食べなくなり、病院の先生も「もう老衰と思って、いつ亡くなるかわからないから覚悟しておいてね」とのことでした。私達も覚悟をしていました。なるべくロロのそばにいたくて、家族みんなロロのいる居間に集まるようになりました。そしてある日のこと、私が外出中のことでした。ロロは突然痙攣をし、そのまま静かに亡くなってしまいました。その時たまたま父と母がそばにいて、「ロロ!」と呼びかけたそうなのですが…。私は帰宅し、冷たくなってしまったロロに会い、本当にショックでした。当たり前のようにいた愛犬。帰るたびに出迎えてくれたロロはもうなくなったんだと本当に悲しかったです。しばらく引きずってしまいました。 愛犬ロスという言葉がありますが、本当に自分がなるなんて。 職場でもロロの話をすると泣いてしまったり、ふとした時に思い出して本当に辛かったです。少しずつ時が流れて、あれから数年がたちました。いつか犬をまた飼いたいなという思いもありますが、あの冷たくなったロロのことを思うと切なくてちょっと怖いですね。 あとは、一番辛いのは辛そうな愛犬を見守ることしかできなかったことです。言葉を話せないけど、辛いってことが伝わるんです。それが本当に切なくて。何もできなくてごめんね。辛いよね、って撫でることが精一杯でした。でも楽しかったロロとの日々は本当に宝物です。いくつになっても、ロロのことは私は忘れません。
老衰で亡くなった愛犬 また飼いたいなと思うもあの冷たくなった愛犬のことを思うと切なくてちょっと怖い
