最後に家族旅行をしてから旅立った愛犬 もう犬は飼うことはできないというほどの充実感をくれた

中学校入学から犬を飼うことになりました。

チワワの女の子です。


チワワなので、子犬の中でもとびっきり小さくて、片手の手のひらにおさまるくらいの女の子です。

当時はチワワブームで、たくさんのチワワがペットショップに並んでいましたが、この子を抱っこして顔を近づけると、私の鼻先をペロリと一舐めしました。


まるで「これからよろしくね」と言っているようなそんな気がしてこの子にしたのです。


犬を飼い始めてから我が家の雰囲気は変わり、もともと仲の良い家族でしたがみんなで散歩に行ったり、今日の犬の成長を語ったりと、より家族同士の絆を強めてくれました。



それから17年後、すっかり年をとったチワワ。


犬種的にもともと足腰の強くない犬ですが、自力ではすっかり立てなくなり
ご飯も無理にでもあげないとなかなか食べてくれなくなるくらいに老いてしまいました。


大人になって私も含め兄弟は独立し、実家を離れてからは仕事の都合でなかなか家族で集まれなくなっていましたが、両親の還暦お祝いにと、数年ぶりに家族みんなで旅行をしました。


もちろん犬も一緒です。

すっかり弱った犬をつれての旅行なのでゆっくりとしたスローペースの旅行でした。

みんな久しぶりの家族揃っての時間を楽しくすごしました。



それから1週間後、犬は死にました。


まるで、最後にもう一度家族みんなで過ごしたくて旅行しようと家族を集めてくれたかのようで、それに満足したように旅行の後に死んでしまいました。



最後まで家族から愛情を注がれ続け、犬と一緒に家族みんなが成長し、絆を深めてくれた犬。


亡くなるつらさが苦しすぎて、もう犬を飼うことはできないと思うくらいに充実した時間をくれました。


けれど、死んだ時の犬の表情はほほえんでいて、きっと幸せな人生だったなと感じてくれていたのだろうなと思います。

タイトルとURLをコピーしました