共に渡米し亡くなった2匹の愛猫

 米国在住歴18年になります。渡米した際に一緒に日本から猫を2匹連れてきました。名前は、はな、と、ひまわり。2匹とも日本の地を見ることなく、ここ、アメリカで亡くなりました。

 はなは、メイク―ンの雑種で、ふさふさとした毛を自慢げにいつも優雅に歩いていました。ものすごく人懐っこい猫で、だれにでもすりすりしていく猫でした。はなは、うちの大学でうろついていたいわゆる、野良ネコでした。そんなはなを、僕は大学卒業と同時に自分の家で飼うことにしました。

 ひまわりは、近所のおばちゃんからもらった子猫で、橙色の雑種でした。はなが、母親代わりをして、いつも二匹一緒に生活してました。はなと違って、ひまわりは、ものすごくシャイで、お客さんや、友達がうちに来ると、すぐに隠れてました。

 そんな二匹を、僕の米国での大学院進学のために、いっしょにアメリカに連れてきました。米国に来て、約10年がたったころ、ひまわりが、亡くなりました。死因は、獣医によると腎不全でした。最後は、がりがりに痩せてしまい、おトイレもできなくなり、亡くなる3週間ぐらいは、ずっとベットの近辺でおもらしをしていました。最後は、階段の上る途中で、亡くなってました。今でも思い出すと悲しくなります。

 はなは、その後、ひとりで生活してましたが、その5年後、老衰のため目も見えなくなり、ほとんど動かなくなりました。最後はあまりにもかわいそうだったので、獣医で、安楽死させてあげました。

 二人のお墓は、裏庭に作ってあげました。隣どうしに今も、二匹は一緒に眠ってます。一度だけ、寝ぼけていたのかもしれませんが、ひまわりを、夜中キッチンで見ました。ぼーっと橙色に輝いて、キッチンのテーブルの上に鎮座してました。はっと声をあげて、瞬きすると、もう、ひまわりは消えてました。

 まだ、僕の中で、次の猫を飼う気持ちにはなってませんが、また、いつか猫を飼いたいと思います。