飼い猫の事故死。自分の責任を思って苦しんだ2年間。

私が買っていた雑種猫のカンナは、数年前、友人の猫に生まれた子供として引き取りました。
赤ちゃん子猫の状態でウチにやってきたカンナは本当にかわいくて、私は日常の中心がカンナという生活に変わるほど、彼女を溺愛して過ごしてきました。

そんなカンナは、2年前、蝶々を追いかけて外へ出ていった後、角を曲がってきた車が彼女に気づかず、轢かれて亡くなってしまいました。
蝶々を追いかけて外へ行くのはいつものことだったので、まったく気にしていなかった私自身を、激しく責めましたいつもは1分もしないうちに帰ってくるのに、戻ってこないので不思議に思って外へ出たら……今思い返しても、頭がおかしくなってしまった方がマシだと思うような光景が、そこには広がっていました。

轢かれたカンナ。飼い主である私がしっかりと見ていてあげなかったから。
ごめんね。ごめんね……自分自身を責めて、かわいそうなカンナのことをひと時も忘れないまま、つらい2年間を過ごしました。
近頃、少しだけ落ち着いてきましたが、この2年間は本当に生き地獄のようでした。

いつも、何をしていても、かわいかったころのカンナと、轢かれて潰れてしまったカンナの姿が交互でフラッシュバックし、その度に、私は絶叫しながらうずくまりたい衝動にかられました。
外出先にいてもそうです。それが怖くて、仕事を休みがちになってしまいました。
ですが、だんだんと周りの人に心を打ち明けるうちに「カンナは私のせいで亡くなったわけではない」「カンナの寿命がそこまでだったというだけ」「カンナは天国で私を待っていてくれる」というアドバイスをもらい、だんだんと気持ちが楽になってきました。

ごめんねカンナ、でも私の友達でいてくれてありがとう。カンナが天国で待ってくれていると思うと、自分が死ぬのがこわくなくなります。そっちへいけるのはまだまだ先だと思うけど、いつかまた会えるのを、楽しみにしているよ。