飼っていたペットとの出逢いは今から24年前の私が小学2年生の時です。ペットはトイプードルです。その当時は、両親が共働きで姉がいたのですが、年が離れていたため、帰宅すると誰も家にいないことが多く、当時飼っていたプードルが私をいつも出迎えてくれました。家に帰ってくると必ずしっぽを振って全身全霊で喜んでくれる姿がとてもかわいかったです。一緒に寝ることも多かったし、家にいるときはいつも隣にいてくれて、姉妹のように一緒にいました。家族旅行にも一緒に連れて行き、私の小学生・中学生・高校生・大学生の学生生活を見守っていてくれました。大学生に入り、12歳を迎えた頃、変な咳をするようになり、獣医さんで診て頂いたところ、入院が必要になりました。入院するまでもかなりつらそうな咳をしていたのを今でも覚えています。入院中に会いに行くと、弱っていながらもしっぽをふって不安そうな顔は今でも忘れられません。それからあっという間に入院先で亡くなりました。母からそれを告げられたときは、姉と一緒に声をあげて大泣きしました。後悔していることは、もっと病気を早く見つけてあげたかったこと。入院先に毎日お見舞いに行ってあげたかったこと。看取りは家でしてあげたかったことです。入院先の不安な場所の中で、一人で天国に行かせてしまったことは一番の心残りです。亡くなってから、家族で埋葬もして供養もしました。しばらくは、心にぽっかりと穴が空いた状態が続き、たくさん泣きました。自宅から少し離れた愛犬が眠るお墓は私のパワースポットとなりました。月命日には通ったり、何かつらいことがあって話を聞いて欲しいときにはお墓に行くようになりました。お墓に行くと、何故か落ち着く時間になりました。やっぱり時間が一番の効果がありましたが、自分自身がそのペットのことを忘れてしまうのが怖くて、今でも写真は飾っているし、お誕生日や命日にはそっと手を合わせたり、大好きだったあんこをお供えしたりして、忘れないでいるようにします。
お墓が私のパワースポット
