私の家には今現在13匹の猫がいます。家で飼っている猫、外で飼っている猫、野良猫だった猫が住み着いているなどを全て合わせての数です。数年前野良猫で白い猫が迷い込んで来ました。雌猫でお腹が少し大きかったので名前をママにしました。初めはやはりなかなかなついてくれませんでしたが餌を与えて日が経つに連れて少しずつ心を開いてくれたのか近づいてくれて頭を撫でさせてくれるようになりました。数か月後に5匹の子供を産みました。雄3匹、雌2匹です。子供が小さい頃は家の敷地内をちょろちょろ走り回ったり車の下からエンジンの隙間に入ったりして大変でしたがすくすく育っていきました。しかしある程度大きくなったら1匹、また1匹と姿を消していきました。母親のママちゃんが元々が野良猫だったので風来坊の様な感じで色々な所を徘徊する遺伝子があったのかもしれません。しかしママちゃんと1匹の雄猫だけは家の敷地内にずっといて居なくなることはありませんでした。残った1匹の雄猫の名前はわさびにしました。名前の理由は特にありません。ママちゃんはとてもなついてくれました。私の姿を見ると遠くでも鳴きながら走って来てくれていました。その都度たくさん撫でてたくさん遊びました。ある日ママちゃんが急に具合が悪くなりました。その時10歳くらいでした。病院に連れていきなんとか回復しましたが数ヵ月後また具合が悪くなりまた病院に行くということを何回も繰り返していました。病院は母親が連れて行ってくれていたのでどういった病名なのかはよく分かりません。ママちゃんは家で夕方に亡くなりました。吐血したらしいです。私はその日仕事でいつもより少し家に帰るのが遅くなりました。私が車で家の敷地内に入ると死んでいたママちゃんが体を起こして私の車の所まで歩いてきました。(その時ママちゃんが吐血して心臓が止まっていたのは母親から後で聞かされました)そして私の足にすり寄ってきて一言にゃーといってそのままゆっくり地面に倒れて横になり息を引き取りました。数日後ママちゃんが夢に出てきました。ママちゃんがすり寄って来てなかなか足から離れなかったのを今でも覚えています。ちなみに雄猫のわさびちゃんはまだ元気い生きています。
亡くなったはずの愛猫が最後の力であいさつしてくれた
