6年前から モルモットの雄と雌の2匹を買っていました。ちょうど1年前に雄が、急に様子がおかしくなりました。怖がりで、引っ込み思案でしたが名前を呼べば出てきて、おやつのおねだりに鳴くようにもなり、うれしい時は嬉しそうに鳴く、おとなしい雄のモルモットでした。モルモット自体の寿命5年から10年なのですが、病気になっても、なかなか動物病院では受け入れてもらえないのが現実です。特に田舎の動物病院は、犬猫に限られていたり、大型犬の受け入れも厳しいと聞きました。都会でも、小動物を受け入れてくれる病院はなかなかありません。特にモルモットは繊細な動物で『エキゾチックアニマル』と言われて、医療処置、検査でショック死などの可能性が高いため、受け入れてもらえません。飼う前からそれを覚悟して飼っていましたが、老衰ではなく、明らかに何らかの病気の発症だったように思います。変な呼吸音、食欲不振、尿の臭いや色、下痢、軟便と次々に症状が変わりました。生まれつきかどうかわかりませんが、うまく鳴けない声が出ない鼻腔奇形があったようで普通の呼吸でも少し音がしてたのですが、それとは違う呼吸音変わり、明らかな様子の変化に付っきりの看病になりました。好きな果物や野菜、餌など小さくカットし、口に近づけゆっくり食事と水分補給をさせました。2~3日続けると変な呼吸音が止まり元気に餌を食べるようになりました。が、また急変ししんどそうに 隅っこに丸まっているようになり、尿の色が変わり始め、軟便になりました。抱き上げると力なく自力で排泄できない状態で お腹が張っていて、股間を刺激しやっと尿や便が出る。食事も固形は吐き出してしまうので すり潰し水で柔らかくし、米粒ぐらいにして口の中に入れて少しづつ、水も少しずつ、口に落とし飲める状態でした。それが3日続き、4日目の朝、苦しそうな呼吸音、食事も水分も取れなくなりました。覚悟を決めてずっと胸に抱いていました。たまに甘えるようなしぐさを見せていましたが夕方にそのまま呼吸が遠くなり死んでしまいました。ずっと苦しそうにしていたのに、原因も何もわからないまま、痛みも何も取ってあげられないまま、苦しそうな呼吸のままだったことがすごくつらかったです。病院で診てもらえたなら何か変わっていたのだろうかと、せめて痛みでも取り除けたのだろうか、もしかしたら延命出来ていたのだろうかと未だに考えます。エキゾチックアニマルを飼う方々は多くが 病院で受け入れてもらえないことを嘆いていました。少なくとも私もその一人です。
病院で受け入れてもらえないエキゾチックアニマル 受け入れてもらえたら少しは変わっていたのではないかといまだに思う
