結婚してから3年間一緒に暮らして、18歳で亡くなった猫

結婚3年目に、主人が18年間飼っていた猫が亡くなりました。

年をとっていたので、いつどうなっても仕方ないと覚悟はしていましたが、お別れの時は突然やってきました。私たちは急に結婚が決まったこともあり、住居がなかなか定まらず、3年間で3回も引っ越してしまいました。後から思えば、度重なる引っ越しは老齢の猫の体に負担をかけたのだろうな、ごめんなさいという気持ちでいっぱいです。

私は主人と結婚してからその猫と暮らすようになったので、最初は懐いてくれるかとても不安でした。それまで実家では犬は飼っていましたが、猫はいなかったのでなおさらでした。でも最初の日から、抱っこしても嫌がらず、次の朝には私の布団の上にドカッと乗って起こしにきました。その時は結構図太い猫だなと思ったものです。

たったの3年間でしたが、私たち夫婦は猫を中心に笑ったり、泣いたりと楽しく暮らせました。老齢のためか、時々発作を起こして病院に駆け込むこともしばしばありました。一度は今夜が山ですと、お医者さんから言われて、待合室で夫と泣きくれたこともありました。

その時はなんとか一命をとりとめたのですが、それからは見る間に痩せていきました。エサは食べるのですが、階段を上る力がなくなったのか、2階にある寝室にも来なくなりました。抱っこしてやるとがりがりで骨ばかり目立ちます。砂時計のように、命の砂がこぼれ落ちて行くような感じがしました。

そんなある朝1階に降りてみると、眠るように亡くなっていました。一人にしないで寝室に連れて行ってやれば、看取ってやることができたかもしれないのにと思うと後悔の気持ちでいっぱいです。

今でも時々、何かをしている拍子に猫はどこに行ったんだろう、トイレのそうじしなくっちゃと思うことがあります。飾ってある猫の写真を眺めていると、自然に涙が出てきます。いつかこの悲しみも癒える時が来るのかもしれませんが、今は猫と過ごした時間を思い出していたいと思います。