昔から、セキセイインコや文鳥等の小鳥が好きで、ずっと飼っていました。怪我をしていた野鳥(図鑑で調べたところカワラヒワだと思います)を飼っていたこともあります。小鳥は犬や猫と違い、逃げてしまったり、他の動物に襲われてしまったりでお別れになった小鳥たちも少なくはありませんでした。中でも私はセキセイインコが大好きで、歴代可愛いインコちゃんたちを飼育しました。写真も残っています。セキセイインコの愛くるしいところは、ちゃんと飼い主になついて呼べば飛んでくるところ。しかもちゃんと指先に止まってくれるんです。それに、ピロピロ♪とごきげんな鳴き声。毎日教えれば言葉も覚えるんですよね。一番思い出のあるインコは、学生時代に飼っていた全身レモンイエローの男の子です。「俊太」という名前を付けましたが、結局「チュン太」と呼んでいました。地方から東京に出てきて初めての一人暮らし、やはり寂しかったのでしょうか。チュン太が今まで飼った小鳥たち以上にかわいくて仕方なく、帰省の時は一緒に帰ったし、病気の時は大学に連れて行ったこともありました。大学卒業後、そのまま都内で就職し、一人暮らしは継続。社会人四年目の頃でしょうか、俊太が息をひきとりました。季節は春。自宅アパート近くに桜並木のある場所に住んでいました。こんなこと、ばれたら怒られてしまうかもしれませんが、俊太は桜の木の下に埋めました。俊太がいなくなってからは、小鳥は飼っていません。飼いたいけれど、何だか飼えなくなってしまいました。それから、3ヶ月に一度くらいのペースで、「飼っている小鳥たちが死ぬ夢」を見るようになりました。ゲージの中にたくさんの小鳥がおり、ガリガリに痩せ細っていて、一部はすでに息絶えている…という。夢の中で私は、早く餌をあげなきゃ!水をあげなきゃ!と焦っているのです。いまだに定期的にそんな夢を見てしまい、悲しいことに俊太を亡くした負い目がかなりあるのだと思います。
大切にしていたインコが亡くなってから、定期的に見る鳥が死ぬ悪夢 心に負い目を感じる
