小学2年生のから飼い始めた、ウサギのオレンジと、クロがいました。出会いは両親が知り合いから貰い受けたところからです。それまで、ペットを飼ったことが無かったため、その当時は大喜びで毎日のように餌をやるなど、世話をしていました。しかし、小学生だった当時の私は、習い事をいくつかしていたため、いつからかお世話をすることが少なくなってしましました。それでも休みの日には、近くの河原へ行き、クローバーを食べさせてあげたり、姉と一緒に遊んであげたり、見ているだけでも、非常に癒される存在でした。そんなある日、飼い始めてから6年目に、オレンジに子供が出来ました。11羽生まれましたが、生まれた後の保護の仕方が両親共々分からず、結局生き残ったのは、2羽でした。子供の名前は、シロと、ボラ。(クロと反対の名前、魚のボラに似ていたため)そううち、クロ6か月したところで、原因は不明ですが、亡くなってしまいました。ボラはすくすくと育ち、私の仲のいい友人に引き取ってもらうことになりました。そんな、オレンジとクロとの別れは突然でした。飼い始めてから3年経ったある日の朝、2羽はいなくなっていたのです。なぜいなくなったのか、答えはすぐにみつかりました。庭には何かに追いかけられたような足跡が付いていました。私の家の近くは山があったので、両親はきっとイタチが持って逃げたんだ。と。私は、悲しいというより、放心状態でした。亡骸があれば現実を受け止めることができますが、何も残っていないといつか帰ってくるのではないか、と期待している自分がしました。15年経った今でも帰ってくることはありません。室内で飼っていたら…もっと可愛がってあげていたら、と今でも思います。後悔ばかりでしたが、その後は友人に引き取ってもらった、ボラを可愛がっていました。その後ペットは飼っていませんが、家族同様のペットを飼うことで、命の尊さを知りました。次出会う命があれば、オレンジ、クロ以上に可愛がってあげようと心に秘めています。
庭で飼っていて突然いなくなった愛ウサギ、悲しいより放心状態 15年たった今も帰ってくることはない 室内で飼っていればと後悔
