私が21歳の時に、8年飼っていたウサギが死んでしまいました。死因は耳にできた悪性の腫瘍だったのですが、年齢的にもそれに耐えられる状態ではありませんでした。私の家のウサギ小屋は外にあり、2階建てなので散歩をしなくても運動不足にならないように作ってありました。そのため、1日に1~2回程度、ウサギの顔を見るだけなので、耳の腫瘍には気が付かずに時間だけが過ぎてしまいました。もっと早めに気が付いていれば、別の対処ができていたかもしれません。近くの動物病院へ連れていき、診察をしてもらいましたが、すでにかなり進行していたので、腫瘍を除去することはできませんでした。そのため、獣医師さんからはもうそれほど持たないと言われていました。ウサギが死んでしまう当日の朝、いつもとは様子が違い、横になってグッタリしていました。そのため、すぐに動物病院へ連れていきました。私は仕事を休むことができなかったので、ウサギを獣医師さんに預けて、そのまま出勤しました。会社が終わって動物病院へ直行しましたが、すでにウサギは死んでいました。最後は安らかに天国で旅立ったようです。そのあと、すぐに動物霊園へ連れていき、そこで火葬してもらいました。そこまではバタバタしていてあっという間に過ぎてしまいました。しかし、その後、時間が経つにつれて、ペットロスの症状が出てくるようになりました。特に心に大きな穴がポッカリと空き、突然涙が出てくるような状態がしばらく続きました。自然に少しずつペットロスの状態から立ち直っていったと思います。私はそれ以降、同じ苦しみを味わいたくなかったので、ペットを飼うことは止めました。その代わりに今ではぬいぐるみがペットの代わりをしてくれています。
8年飼っていたウサギが悪性の腫瘍で死 ばたばたと時が過ぎたが、時間がたつにつれてペットロスに、いまはぬいぐるみが癒し
