私は30代の主婦で子供が2人いますが、一人目の出産直前に10年連れ添った愛犬を亡くしました。愛犬は高速道路でよたよた歩き危ないところを知り合いに保護され、犬は絶対に飼わない!といっていた両親にも関わらず大きく反対にも合わずに買うことになりました。見た目はシーズーのようでしたが、実際はどうなのか、そして何歳なのか、どこから来たのか、全くわかりませんでしたが。犬なのに散歩が嫌いでドックフードはお腹がすいても食べないのに、おやつは袋を引きちぎってまで食べるような面白い子でした。でもそれがたたったのか、肥満になり心臓に負担をかけていたようです。ずっと元気だったのにいきなり体調が悪くなりあっという間に天国へ行ってしまいました。産まれてくる我が子と触れ合わせる気満々だった私は現実をなかなか受け入れることができませんでした。一度寝て起きた後、実はまた生きてるかも、と愛犬の体を触ったけれどもちろん冷たくて動きません。けれども私をたくさん笑顔にしてくれた愛犬を最期もきちんと見送ってあげなければ、とお葬式をきちんとあげることにしました。インターネットで調べて良さそうところを予約。亡くなった次の日の昼にはペット専門の火葬場へ連れていきました。人間と同じようにお経もあげてもらい、棺代わりにした段ボールに愛犬に似合うお花を飾ってあげました。火葬自体はさみしくないように他のわんちゃんと一緒にしてもらいました。お墓もひとりのお墓だと寂しいかな、と思い共同墓地に。今でもたまにお墓参りに行っています。犬の火葬は市で請け負ってくれることもありますが、それだと愛犬に会いたいときどうしたらいいかわかりません。でもきちんとお葬式をあげてもらい、さらに共同ですが墓地に入れてもらったことで、愛犬に会いたいときに会いに行ける、一方的かもしれないけれどお話ができること、とてもよかったなと思っています。愛犬を亡くすことは本当に辛いことです。ですがお葬式をきちんとあげることで気持ちの整理ができるのも事実。お金はかかりますが、一緒に過ごした大切な時間をしっかりと思い出にするために、お葬式をあげておくことはとても良いことだと思います。
35歳女性 ペット専門お葬式場で気持ちの整理を
