突然死したジャンガリアンハムスター、ほんのり暖かい小さな体 何か起きたのか理解できない感覚を鮮明に覚えている
小学生の時、買っていたジャンガリアンハムスターが突然死んでしまいました。
寿命が短い生き物なのは承知していたものの、本当に突然死んでしまったので何が起きたのか理解できない感覚があったのを鮮明に覚えています。
名前はクッキーでした。
知り合いからもらってきたハムスターで、我が家で一年半くらい一緒に過ごしました。
学校から帰ってくると、餌をあげたり世話をするのがとても楽しみでした。
私にとっては初めての『自分のペット』で、犬や猫が飼えない環境下にあって最大の癒しであり、大切な存在でした。
ハムスターは意思疎通ができないと言われていますが、それでも可愛がり一緒に遊び、多くの時間を一緒に過ごしてきました。
何回も脱走されたりカーペットをかじられたり、手の上に粗相をされたりしましたが、それでも仲良く暮らしてきました。
ところがある休日の朝、私が目がさめるとクッキーはすでに動かなくなっていて、死んでしまったということを悟りました。
突然のことでした。
昨日まで元気に走り回っていたというのに、本当に突然その生命が絶たれてしまったことがショックで、まだほのかに暖かかったその小さい体を手のひらに乗せて大泣きしました。
もっとしてあげられることはなかったのか、何か私が悪いことをしたのだろうか…今となっては全てわからないことですが、今でも思い出して胸がきゅっとすることがあります。
意思を表明することが出来ない『ペット』という存在だからこそ、いなくなってしまった後に後悔することがあるのだと思います。
それから生き物を飼うことは避けていますが、また何かペットを迎え入れるときには、後悔のないように日々を過ごしていきたと感じています。