ジャンガリアンハムスターが癌でなくなってから、涙ぐんだり精神が不安定な状態が続いた
私がペットであるジャンガリアンハムスターと出会った経緯は、偶然訪れたペットショップで特価になっていたことがきっかけでした。
そのまま売れ残ってしまえば、ともすれば爬虫類のエサにされてしまうような運命になるその子を見ていてどうしても飼いたいと思ってしまい、一目惚れして、そのまま我が家にお迎えすることになりました。
そこからその子との日々がはじまり、毎日温野菜やゆでたまご・ヨーグルト・鶏ささみ肉といったタンパク源から水分・カルシウムといったバランスの良い食事、衛生的な住環境(ホームセンターでアクリルのケースを購入し、オリジナルのケージに改良しました。
)を維持して約3年が経過していたときのことでした。
亡くなった経緯は、その半年前ほどに左頬袋のあたりがぷっくり腫れていることに気づき病院に連れて行ったときにはときすでに遅し、末期の悪性リンパ腫であることがわかったことでした。
時期としては、すでに3歳を超えていたこともあり、外科的手術をするには小さいハムスターでは麻酔に耐えられるかといった問題もあり、獣医師の言うとおり内科的な投薬療法を取り入れることになりました。
その時の心情としては、よく言われている高齢ハムスターの口の中は怪我をしやすいということを失念して、にぼしを与えてしまったときに、それが傷口となって、炎症を起こして異形成・リンパ腫となってしまったのではないかと自分を悔いたことでした。
そこからなんとか生きながらえてはいたものの、なくなる前日までごはんを食べてくれていたことを今でも覚えています。
ペットが亡くなってからの体調の変化としては、仕事が手につかなくなり、睡眠不足になりました。
そして、ペットロス症候群となり、何をするのも億劫になり、一人でぼーっとして過ごし、時折涙を流すような日々が続きました。
私にとって本当の子どものような子であったので、まるで自分の生活からごっそりと大切なものが抜け落ちてしまい、生き甲斐を失ってしまったような状態に陥ってしまいました。
いつもその子のことを思い出しては、涙ぐんで目頭が熱くなるような、情緒不安定な精神状態が続きました。
同じく悲しみにくれている人がいれば、とにかくその子のことでやり残した・失敗したということがあっても、それはその子は許してくれていると思うことです。
ありがとうと言ってくれていると思うことで、互いの共有した時間は幸せだったということをあらためて実感することができると思います。
私は、現在の状況としてまた違うペットを飼うところまで立ち直ることができました。
もし、なくなったペットと会えたら、私は飼い主として合格だったかどうか、もしも話ができたら、どういうことが聞けるか、そういうことを想像しながら、また再びどこかで会えるといいなと思いつつ、いつまでもその子のことを忘れないでいるということを心に決めています。