鳥がなくなってペットロスになった体験談

最後のセキセイインコ

私はセキセイインコを飼っていました。

私の家では私が物心がついた頃からずっとペットといえばセキセイインコでした。

いちばん最後に飼っていたセキセイインコが何代目なのか覚えてないくらいたくさん飼ってたと思います。

最後に飼っていたセキセイインコは結局ほぼ10年生きていました。

というよりもはや家族の一人というくらい長く一緒に生活をしていました。

最初は父親が飼いたいと言って飼い始めたのですがいつしか私もそのセキセイインコを可愛がるようになりました。

もう私も大人になって飼い始めたセキセイインコだったので子供の頃に飼っていた頃と違ってものすごく感情移入していて小屋の掃除や餌の入れ替えなど本当に一生懸命やっていました。

そしてある日、父親が亡くなりました。

自分で飼いたいと言ってすごく可愛がっていた父親がいなくなったあとそのセキセイインコを私は父親の忘れ形見のように今まで以上に可愛がりました。

飼い始めて8年くらい経ってそろそろ寿命かな、と思い始めました。

今まで飼ってきたセキセイインコは大体それ位で死んでいたのでそれからはもっと長く生きて欲しいと願うように飼っていました。

だんだん病気がちになりいつも死んでしまうことを考えそれでもいつものように可愛がっていました。

そして飼い始めてからほぼ10年経った頃、いつもなら体調を崩しても一週間くらいで良くなっていたのにまったく体調が戻りませんでした。

朝起きてみるとセキセイインコは小屋の床にうずくまるようにしていました。

息も絶え絶えで動くこともありませんでした。

私はセキセイインコを手のひらに乗せ最後を看取りました。

実は死を目前で見ることは初めてでした。

だからお別れを言うことも感謝を言うこともできました。

それから初めてペットロスというのも感じました。

たぶんもうペットを飼うことはできないかもしれません。

この子以上の子に会うことはないのではないかと思います。