鳥がなくなってペットロスになった体験談

天寿をまっとうしたセキセイインコ 悲しみはなく生きる勇気を残してくれた

私は今までの人生で合計8羽のセキセイインコを飼いました。

きっかけは確か20代前半だったと思います。

母が急に「インコを買いに行こう!」と言いだし、私は「お父さんが怒るんじゃない?」と言いましたが、母はなぜか強気で「お父さんが好きになる子を買ってくればいい」と言うので、ついていきました。

小さな小鳥専門店へ行くと、手乗りに出来る時期の雛は3羽しか残っていませんでした。

赤目種の黄色と白がつがいで1羽ずつ。

ノーマル種で全身が緑に頬毛が綺麗な青をして、黒い縞の入った子が1羽でした。

結果的に3羽全てを購入し、ケージも三つ買って、大荷物になってしまいました。

家に帰ると早速部屋を閉め切って、放鳥タイム。

怖がって出てこないので、自力で出てくるまで待っていました。

真っ白な赤目種の雄は「白ちゃん」
ベルベットのようなきれいな黄色の羽の赤目種の雌は「ぴーちゃん」
ノーマル種の緑の雄は「がおちゃん」と名付けて、早速お世話に忙しい毎日が始まりました。

この中で一番長生きしたのが「白ちゃん」。

姉が溺愛し「白にゃぁ」と呼んでいたので、自分のことを「白にゃぁ」と言うようになっていました。

白は、怖がりなのに一番人間に慣れてくれて、トウモロコシやイチゴやキウイを食べていると寄ってきて、もらいに来ます。

よくしゃべり、よく動き、よく遊びました。

肩に乗せると、私のまつげを毛づくろいしてくれたり、時には一緒に眠ってしまって、私の寝返りで潰しそうになったこともありました。

白ちゃんとぴーちゃんの間に3羽の子供が生まれことで、ぴーちゃんはエネルギーを使い果たしたのか、一足先に旅立ってしまいました。

その時の白の様子が見ていてとても辛かったです。

いつも一緒の木の枝にとまり、仲良く羽繕いをしていたのに、一番下の新聞紙の上で身動きをしなくなったぴーちゃんを何度もつつきながら、どうしたの?とでも言うように、聞いたことのない鳴き声を一日中あげていました。

臆病で寂しがり屋の白は、ぴーちゃんが先に亡くなったことで長くないと家族全員が思っていましたが、セキセイインコの寿命が最長でも10年くらいと言われている中、13年生きて寿命を全うしてくれました。

不思議なもので、インコは人間のように年をとります。

誰よりも曲芸のような動きが得意だった白が、段々と上の木に登れなくなり一番下の新聞紙の上を走って過ごすようになり・・・
眉毛かまつげにあたる部分の毛が長くなっていったり・・・
換羽期に羽が抜けても新しい羽根が生えなくなったり・・・
睡眠時間がどんどん伸びて最後は一日のほとんどを寝て過ごしていました。

私は白が天寿を全うした時、悲しくはありませんでした。

精一杯その命を生きて私たち家族に元気と癒しと笑いを与えてくれました。

私も白のように一生懸命に生ききりたいと思っています。