犬がなくなってペットロスになった体験談

愛犬のガンによる死 火葬のあとに骨となった愛犬をみるのは心が痛んだ 今も生きている気がする

半年前、愛犬のベルが亡くなりました。

原因は悪性のガンでした。

ベルはよく私の部屋にある脚付きのベッドに元気に飛び乗ってきましたが、亡くなる数ヶ月ほど前から足腰が弱ってきていたのか、上手くジャンプできなくなっていました。

老いが進んでるなあとは思っていましたが、その程度でした。

犬は弱ってからが早いとよく聞きますが、まさにその通りで、気づいた頃には歩くのもままならなくなり、ある夜、息を引き取りました。

まだ20代の私にとって、初めて身近に死を感じた体験でした。

不思議なことに、愛犬が亡くなった悲しみよりも先に、いつか私自身に訪れるであろう死の恐怖を感じました。

私もいつか目の前で固くなったベルのように冷たく、動かなくなってしまうのだと思うととても恐ろしかったのです。

その夜は全く眠れませんでした。

愛犬を亡くした悲しみが私を襲ったのは、数日後に行われた火葬の後でした。

やはりベルが骨となった姿を見るのは本当に心が痛みました。

あの元気に吠えるベルはもういないと思うと自然と涙が溢れました。

一緒に過ごした大切な時間、たくさんの思い出が走馬灯のように頭を過りました。

思えば、私の学生時代はずっとベルと一緒でした。

私が中学生だった頃、家の近くのドッグランでかけっこした記憶は今も鮮明に残っています。

今もベルは生きてるんじゃないかと、そう思うときもあります。

ベルはイスに前足をかけてテーブルの上に食べ物がないか探そうとするので、食事のとき以外はイスをテーブルから離していたのですが、いまだにそのクセが抜けません。

それほどベルは私の生活の一部になっていました。

私はベルの一生になにか喜びをもたらすことができたでしょうか。

ベルが私に与えてくれたもの、教えてくれたことの大きさを考えると、もっとお返しできることがあったのではないかと思ってしまいますが、もうそれは叶いません。

けれども、感謝し続けることはできます。

今も私の部屋には元気だった頃のベルの写真が飾ってあります。

それを見るたびに今の環境や私を支えてくれている人たちに感謝しなきゃなと、また気持ちを改めさせてくれます。