犬がなくなってペットロスになった体験談

心臓病でなくなった妹同然だった愛犬 ペットロスになり、結婚し家をでてもいまだに気配を感じる

6年前の夜中、家族の叫び声が飛び交う部屋の中、静かに息を引き取ったマルチーズのマクのことを今でも思い出します。

クマの人形のようにふわふわで可愛かったので名前はマク。

8年一緒に過ごしました。

ある日の熱い日、外から帰るとマクの調子が悪く息をハッハッと喉に何かが詰まるような呼吸を繰り返しました。

元気もないので近所の獣医さんへ連れて行きました。

心臓の弁が硬くなり血液がうまく送れていないのだと言われました。

お腹に水が溜まり呼吸も苦しいのだと酸素ボックスに入れられたり、ニトロという薬を出されたりしました。

その日から急にひっくり返って痙攣を起こすようになりました。

マクは私の妹のような存在でペットという感覚がなく、いなくなるなんてことを考えたこともありませんでした。

辛い日はマクと一緒に寝たり、お風呂に入ったり、お休みの日もマクがいれば暇でつまらないということはありませんでした。

私が落ち込んでいると心配そうに寄ってきてくれたり、そっと体をくっつけて黙って側にいてくれたり、私の心を読んでいるかのような子でした。

家族みんながマクを大好きで、マクも愛情をいっぱい私にくれました。

ある日の夜、マクがいつものように痙攣を起こしてひっくり返りました。

ニトロを慌てて口の中に入れましたがマクの動きが止まりおしっこをもらした時に「あぁもうサヨナラだ」と思いました。

「マク行かないでー!死なないで!やだー!」
家族の怒号叫び声が家中に響き渡りその日は寝ずに仕事に行ったことを思い出します。

病院の先生から、貴方達家族はペットロスになりそうだからきちんと気を引き締めて!悲しんではダメ!と言われてしまうほど家族中落ち込みました。

1年以上、何か自分の一部を失ったような喪失感に襲われました。

6年経ち、今もまだ忘れられず新しい犬を飼う気にもなりません。

あの子だけが家族です。

でもそれでいいと思っています。

泣きたいだけ泣けばいいと思います。

マルチーズを見れば今でも涙が出てきますし、マクの方が美人だなと思ったり、見知らぬ飼い主さんと「うちもマルチーズ飼ってるんですよー」とマクが生きているように話してしまうこともあります。

年数の経過で悲しみは薄れても忘れてしまうことなんて1日もありませんし「死んだ」と受け入れていない自分もいます。

あれから私も結婚をして家を出ていますが今でもたまに新しい家でマクの気配を感じます。

ふわっと足元に触るあの細くて絡まりやい柔らかなマルチーズ特有の毛の感触…玄関でするかすかな声。

あ、また遊びにきてるなーと思って「マク~?おいで~」と話しかけています。