犬がなくなってペットロスになった体験談

愛しのサムよ、16年間、幸せな時間をくれてありがとう

大阪に住む叔母の家の犬が、5匹 赤ちゃんを産みました。
「うちは、5匹も面倒見れないから、1匹飼ってくれないかしら?」と写真付きで手紙が届きました。

犬を飼うことが夢だった私は、両親に「ねぇ、この赤ちゃん犬、可愛い。私がお世話するから、買っていいよね」と、かなりお願いしたことを覚えています。
母は、「私は犬は怖いから、触れない。
だから、あなた達が面倒みなさいよ!」

反対を押しきって、犬を飼うことにしました。
大阪から飛行機で遥々、福岡へ。
飛行場で、ぷるぷる震える赤ちゃん犬を抱っこして、車で我が家へ帰りました。

今日からうちの家族になる、赤ちゃん犬に何と名前をつけようか、みんなで話し合った結果、その年はオリンピックでイーグルサムというキャラクターが人気だったので、その名前にちなんで、【サム】と名付けました。

サムとの生活が始まり、あっという間に成犬となり、私達が大人になって行く過程で、サムもたくましく成長しました。
たまに、兄弟喧嘩のような感じになることもありましたが、翌日には尻尾を振って私達を出迎えてくれる、とても明るく活発な犬でした。

15年の歳月が過ぎたころ、サムがガンにかかり、手術をすることになりました。
主治医は、「術後1年間、命があるかわかりませんから、可愛がってあげてくださいね」と宣告され、私達は精一杯、サムのお世話をしました。

16年目の春、とうとうサムは動けなくなりました。
苦しそうな息をして、もうダメかもと思い、最後に水を与えました。
サムは、私の目をじっと見つめていました。
あんなに犬嫌いだった母が、最後、タオルにくるんで抱っこし、病院に連れて行ったのです。
サムは、病院で、静かに息を引き取りました。

サムの遺骨は、今でも動物霊園で供養しています。
サムが亡くなった後、みんな悲しみに打ちひしがれていました。
サムとの思い出がたくさんありすぎて、私は涙が止まらず、数日間泣きっぱなしで、母は、サムがいてくれたおかげで、辛いことも頑張ることができたし、元気をもらっていた、感謝してると号泣。
私が学校で嫌なことがあり、落ち込んでいたら、サムはそっと私の横に寄り添い、心配そうな目で見てくれたり、
父と母が、夫婦喧嘩をしていたら、「ワン!ワン!」と必死に止めたり、とにかく、賢い犬でした。

あれから十数年経った今でも、時々、家族がサムの話題で盛り上がります。
それほど、私達に大切な何かを教えてくれて、思い出を残してくれた宝物なのです。
サム!私達の家に来てくれて、本当にありがとう!
天から見守っていてね。私達も、サムのことは忘れないよ。