犬がなくなってペットロスになった体験談

残された者の現在

今年の4月、愛犬が14歳で亡くなった。
性格は穏やかで、とても優しく、家族や親しい人には絶対に噛みつくことなく、でもちょっとオチャメでかわいらしい子だった。ただ優しいだけでなく知らない人が来るとしっかり番犬をし、家族の知り合いだったときは説明すると、吠えるのをやめ、吠えてゴメンねと言っているかのように頭を下げる、今までいた先住犬とは一味変わった子だった。

仲良くしていた近所のワンちゃんとは、塀越しで2匹は毎日お互いを呼び合い、おやつの物々交換をするのを楽しみにしていた。それが愛犬の死により、ぱったりと途絶え、近所のワンちゃんは1ヶ月塀を覗くどころか、近づきもしなかった。
犬同士でも、そんなことがあるのだと感心した。

また、自宅から遠く離れた大学に私は車で通学しているが、毎日朝6時に家を出発し、23時近くに帰宅していたが、見送りと、出迎えを必ずしてくれた。愛犬のおかげで、大変だった日も、落ち込んで帰った日でも、元気になれた。それがなくなった今は、日々疲れも溜まり、体調を崩す日も増えた。
当たり前ではなかったことをとても痛感させられている。

現在、私は大学4年で、卒業論文を書いている。この愛犬の死を乗り越え、新しい生活をするためにも、ペットロスについて研究しようと思った。そして、自分自身の心の支えとなるようなもの、そして誰かが私の論文を見て、少しでも役に立てるようなものを作成することで、私と愛犬の成長日記の最後とできればいいなと思う。

それと、愛犬と仲良しだった近所のワンちゃんと言うと、自宅だけでなく、我が家の番犬も務めてくれている。物々交換の儀式は愛犬に変わり、私とするようになった。彼におやつを渡すと、暑い日はアイスやジュースを持ってきてくれたり、お煎餅を持ってきてくれたりする。

玄関に愛犬の写真を飾り、違う形で、これからも家族を見守ってもらうことにした。

残された者同士、愛犬との思い出を大切にしつつ、新たな生活に向けて少しずつ歩き始めた。

14年間、一緒に成長してくれてありがとう。
寂しくなって、すぐに会いに行くけど、いつもみたいにめんどくさいなって顔しながらでいいから、慰めてね。
たまには夢の中に会いに来てね。
愛してるよ