我が家の崩壊の危機を救ってくれた優しい愛犬 医療の発達に間に合わなかった病気で亡くなる
私と愛犬モモとの出会いは、私が 小学校5年生の頃でした。
その頃私の家族は、母の夜遊びが原因で、家族バラバラになりかけていました。
それを見かねた父親が、家族全員連れて出かけた先がペットショップでした。
そこで母の心を射止めたのが、モモでした。
母以外の家族は、別の犬で意見合致になりそうでした。
しかしモモは母に穴が開くのでは、と思うくらい見つめていました。
母がその目線に負けて、モモに決めました。
モモが来てから我が家はすっかり変わりました。
モモは生まれてすぐに家に来ました。
それから5年程経ったある日、、、モモが急に歩けなくなりました。
初めはヘルニアか何かで腰が痛いのだろうと、全員が思っていました。
しかしながら2日経っても、モモは歩こうとはするのですが、足が言う事を効かない、足を引きずって一生懸命歩く様になりました。
見兼ねて病院に連れて行ったのですが、ただのヘルニアでは無いと宣告されました。
そして近くの大きな動物病院を紹介されました。
その病院に行った1日目に、もう助からないと宣告されました。
椎間板ヘルニアという病気で、ウイルスが椎間板に沿って登っていき、最後は脳を犯す、といった病気でした。
それから通院する度に、これより下はもう神経が通っていないと現状を確認するのみでした。
頭の方に登ってからは、言えっでゆっくりしてあげてください、と言われました。
診断されてからたった1週間の命でした。
日に日に弱って行くモモを見るのは、本当に苦しかったです。
モモとの別れが強く印象に残っています。
私は当時塾に通っていたのですが、とうとうだと言う時に親が塾に電話をかけてきてくれて、走って家に帰りました。
モモは私をペロッと一度舐めて、すぐに亡くなりました。
私の帰りを待って亡くなりました。
待っていてくれて嬉しかった反面、辛くなかったか、今も考えてしまいます。
モモは本当に頭の良い子でした。
まだ小学生だった私は、モモの散歩が面倒くさくて、サボった事も何度もありました。
しかし私が家で泣いていると、モモは必ず寄ってきて、私の涙を舐めてくれました。
こんな愛犬に出会えて良かったです。