犬がなくなってペットロスになった体験談

おじいちゃんの一命を取り留めたのは愛犬のお陰?おじいちゃんと愛犬コロの絆

10年以上も前に飼っていた、オスの柴犬(コロ)が亡くなりました。

コロは、大工の棟梁だった祖父が、現役時代に知り合いから突如もらってきた大き目な子犬でした。

建築会社を営んでいた時代に、家から見える位置の母屋の隣に工場があり、その工場の入り口に番犬として祖父の作った犬小屋で飼われていました。

家の方に連れてくることも考えていましたが、当時はもう1匹メスの柴犬(マリ)という先輩犬がいたため、
廃業し、工場をほとんど使用しなくなってからも、コロの居場所は工場の入り口でした。

祖父は毎日、コロと遊び、工場の入り口で語り合っているように見えました。

そんな祖父も、タバコ好きがたたってしまったのか、引退後に肺がんを患ってしまい、自宅と病院を出たり入ったりしていました。

そして、なぜか同じ時期にコロにもガンが見つかり、コブのような塊が出来てきました。

闘病の末、祖父は自宅での療養にはいり、ガンの進行はあったものの、現役時代に鍛えていたこともあり多少は動けていました。

コロの手術でガンを切除し、いつもの場所でのんびり過ごしていました。

そんな日々が過ぎる中、残暑の厳しい9月のことでした。

祖父の容態が急変し、救急車が自宅を出発したとき、コロも容態が急変しました。

呼吸が苦しいのか、ゼイゼイと目を見開き横たわって体は痙攣をおこしていました。

その時、たまたま工場を借りに来ていたお弟子の大工さんが、その様子に気付き知らせてくれたのですが、私も祖父が運ばれた上に目の前で愛犬が苦しみだしたことで、コロを抱きしめながら大泣きするしかありませんでした。

その後、コロはそのまま息を引き取りました。

そして、祖父は一命を取り留めました。

コロが、ガンを再発していて亡くなったのか、別の原因だったのかは今でも分かりません。

分かりませんが、1つだけ今でも悔やんでいることがあります。

それは、コロの水入れに水がなかったこと…。

工場は目と鼻の先にありましたが、水があるかどうかまでは見えなかったので、私たち家族も気にしていつも多めに入れたり、見たりしていたのですが、暑さで飲み切っていたのか、遊んでいるときにかやしていたのかどうかはわかりませんが、私はそれが原因かもと今でもずっと悔やんでいます。

でも、当時祖父が一命をとりとめたのは、コロがおじいちゃんの代わりに悪いものをもっていったんだよ。

と祖母がずっと話していました。

そして祖父も、息子夫婦である父と母、妻である祖母に見守られながら自宅のベットで最後に言葉を交わして亡くなったそうです(孫である私と妹は、当時県外の学校に出ており帰れません死に目に会えませんでした)

コロは、おじいちゃんが育てていたみかん山の自宅と工場が良く見える位置に、お弟子さんが作った棺桶に入れて埋めてくれました。

そして祖父も、自宅と工場を見下ろしみかん山が少し見える位置にあるお墓に眠っています。

祖父とコロがあちらで語り合っていることを、私は自宅から見上げる位置にいる1人と1匹をみながら
願っています。