子供のころから一緒に育った愛犬 留学していて最期を看取れなかったことに後悔 伝えてほしかったという気持ちがいまもある
今年の4月に飼っていたヨークシャテリアのテンが15年の生涯を終えました。
実は私は2017年1月からカナダに留学しており、その間、実家で両親が面倒を見ていました。
出国する際、すでにもう老犬だったテンは時々喘息のような発作を起こしたり、体調がよくなかったです。
耳もあまり聞こえなかったようで名前を呼んでも何度か呼び掛けてやっと反応があって、近寄ってくるといった感じでした。
ただ、私は日本にいなかったので、両親からテンが元気にしているという内容を聞いて安心していました。
ところが、私がビザや自身の体調不良などを原因としてカナダから9月に帰国して初めて、テンはすでに亡くなっていたことを知りました。
両親は体調の悪い私を思っての事だったというのですが、テンが亡くなったことを伏せていました。
私は自身の体調不良と、テンがすでに亡くなったことを後から知ってなんだか何重にも悲しい気持ちになりました。
ずっといたあの子はもういない、という喪失感は想像以上のものでした。
実家に帰って、部屋と部屋の間の扉を必要がないのに閉じている自分に気がつきました。
実はその習慣はテンが入ってはいけない部屋に入らないようにするようにしていたものでした。
居なくなった今は閉じる必要のない扉
10年以上続けていた習慣は数年ぶりに帰宅した自分の身に沁みついているんだなと改めて思いました。
テンちゃんと呼びかけると弱弱しい姿でとてとてと近づいてきた思い出が今もふと思い出します。
亡くなった時点で、私は帰国することが出来ませんでした。
しかし、あの時、両親にはせめて、伝えて欲しかったという思いが正直今でもあります。
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