ヘルニアになって亡くなった愛犬 今でも会社のトイレで泣いてしまう もう少し思い出に浸っていたい
10年飼っていた家族同然のペット、シーズーの小夏が亡くなったのは今年の3月。
ペットを飼っていた人、今飼っている人はペットを失くす事がどれだけ辛くて苦しいか、わかると思います。
去年の11月、気づいたら小夏はヘルニアを発症していました。
それまでは元気にお散歩に行ったり走り回っていたのに、急にびっこをひきだしました。
これまでそんな事は無かったので、妻も私も驚き、でもすぐ治るだろうくらいに考えていました。
ですが、人間と違い犬のヘルニアは命に関わると医師から聞き、もうあまり長くない可能性があると言われた時、視界が真っ暗になり何も考える事が出来ませんでした。
ペットは人間よりも先に亡くなるのは理解していたつもりですが、あまりにも唐突すぎて、頭が回りません。
あまりにショックな事が起きると人はこうなるんだな、と感じたのを覚えています。
なんとかならないかと色んな事を試し実践しましたが日に日に小夏は元気が無くなり、最後は歩けなくなりました。
そして今年の3月、眠るように小夏は息を引き取りました。
亡くなってから半年以上が経ちますが、思い出してしまうとダメですね。
仕事が手につかず会社のトイレでたまに泣いてしまいます。
10年前、初めて我が家にきた小夏は小さいながらも元気一杯で、可愛くてたまりませんでした。
私共が小夏を迎え入れるまで、それまで小夏はペットショップで売られていましたが、買い手がつかず売れ残っていました。
妻と、吠えなくて小さな犬が欲しいねと常に話しており、小夏と出会えたのは一つの運命だったのだと思います。
初めて小夏に触れた時の事は今でも忘れる事は出来ません。
小さくて柔らかくて温かくて、それでいて触っても吠えず、もう私も妻も一瞬でこの子を飼いたいと思いました。
小夏は天国に行ってしまいましたが、街中でシーズーを見ると思わず近寄り、飼い主さんの許可を得て触らせてもらっています。
忘れる為には新しい犬を飼うのが良いと聞きますが、もうしばらくは小夏との思い出に浸っていようと思います。