ペットロスを克服した151人の体験談

48歳、女性、あえて供養しないことでペットロスを回避

うさぎを3代飼ってきて、3羽目のうさぎも月に帰りました。

亡くなる1週間前から手厚く看取りのケアを続け、納得できるお別れができたものの、うさぎがうちに来てから亡くなるまで一緒にいる時間が長かったため、喪失感はとても大きかったです。

やはり、亡くなった日の夜は、生き物が動く音がしなくて、部屋が静かすぎて怖くて1人で寝られませんでしたし、しばらくは誰もいない家に帰宅したときに「帰ったよー」と言ったり、娘を間違えてうさぎの名前で呼んでしまったり、調子が狂いました。

ペットロスの悲しみが来たのは、亡くなってしばらくしてからです。

亡くなった直後は、介護から解放されたことで少しホッとしてそれほど辛くありませんでした。

しかし、うさぎが生きている時はスーパーに行く時でも毎回野菜を選ぶのが楽しみだったり、マンションのベランダでハーブや牧草栽培をしたり、そういった習慣があったので、スーパーに行ったりベランダに出た時に涙が出そうになることが増えました。

ペットを失った寂しさや悲しみというのは、本人にはとても辛いものでも、ほかの人は伝えてもあまり共感してもらえないものです。

言っても迷惑になるだけかなと思い、あまり悲しんでいる様子は周囲には見せず、日々淡々と自分の仕事をこなすことに専念しました。

また、あえて供養もしませんでした。

近年は、ペット供養も業者さんによっては人の葬儀と同じくらい豪華になってきていますが、私の場合は逆に「何もしない」ことが悲しみを和らげることにつながっていると思います。

亡くなったのはわかっているのですが、供養をすると亡くなったのを認める気がして寂しくなってしまうので「また帰ってくるかもしれないな」と思うことにして、ケージは完全に片づけず、いつもの居場所に置いて、あとは通常の生活を過ごしています。

ベランダの家庭菜園も、もしかしたら「お化け」になったうさぎが食べに来ているかもしれない、と思ってそのまま栽培を続けることにしました。

ハッカやタンポポ、オオバコなど、ちょっと私達人間のオカズになりにくい植物なので、処分しても良かったのですが、何もなくなった土を見るのも寂しいと思ったので…。

看取りは手厚く行いましたが、亡くなった後は供養にお金も手間もかけず、生前の通りの生活をしています。

そのことがかえって、死を意識させず、私にとっては精神安定剤となっています。

飼い主が悲しんでばかりいても、天国のペットも心配すると思います。