27歳、男性、愛情と時間が解決してくれる
私は、長崎県内にてフリーランスとして働いている者です。
私は長崎県に生まれ、小学3年生の頃から社会人になるまで実家で飼っていた犬がいます。
テリア系の雑種で、コロっとした小さな犬だったので、コロと名付けられました。
知人の家で数匹の子犬が産まれ、飼い主を募集していたため、我が家で引き取ったのがコロでした。
コロとは小学生の頃から一緒に遊んだ利して、家族の中でもよく可愛がられました。
特に大きな病気になることもなく、私が社会人になっても元気にしていました。
しかし、ある時私がコロを散歩していると、コロがよく段差につまづいたり、排水溝の金網に足を踏み外したりしていることに気づきました。
それから約半年程経過すると、コロの目は緑色に変色し、目は見えなくなっていました。
生きているものはみな、平等に死を迎えることになりますが、私はコロが死ぬという現実を受け入れられずにいました。
コロがいない実家での暮らしを想像していると、とても憂鬱な気分になり、食事も喉を通りにくくなりました。
その年の冬に、コロは歩けなくなり、間も無く生き絶えてしまいました。
私は悲しみのあまり涙を流し、コロを庭に埋めてあげました。
犬といえど、やはり家族であったため、失ったショックはとても大きかったです。
しかし、いつまでもクヨクヨしていては、死んでいったコロに顔向けできないと思い、前向きになるように自分に言い聞かせながら生活をしました。
私は、コロを家族のように愛し、接してきたので、コロとの出会い、生活、別れの中で後悔は全くなかったことに、そこで気づきました。
今では、愛犬コロと過ごした日々は、とてもいい思い出です。
これからペットを飼おうとしている方が、数多くいらっしゃると思いますが、ペットといえど、人間と同じ家族です。
人間と同じように別れの日はやってきますし、別れることはとても辛いでしょう。
ですが、必ず時間が解決してくれます。
ペットとの時間を大切にし、愛情を持って接すれば、必ずいい思い出として振り返れる日が来るでしょう。