ペットロスを克服した151人の体験談

40代女性、新しい愛犬と暮らしがペットロスを解消してくれました

私達夫婦には子供が居ません。

結婚して2年ほどが経った時に、犬を飼おうと思い始めました。

でもペットショップではなく、何らからの理由で保護されている犬を飼いたいと思って、色んな保護施設を周ったり、犬の里親探しのイベントなどに参加して、夫婦二人ともが気に入る犬を探し回りました。

そして、ある里親探しのイベントに行った時に、一匹の可愛い犬に出会いました。

その子は私達夫婦を見ながら一生懸命に柵の周りを飛び跳ねていました。

その犬を見て、私も主人も気にって、その子を引き取ることになりました。

その子はその時3歳で、元の飼い主さんから虐待をされていたので保護されていたそうです。

その過去の辛い経験からなのか、一緒に住むようになってからしばらくの間は、とても大人しく、全く鳴くこともありませんでした。

でも保護団体の方から、その子は散歩が大好きだと聞いていたので、頻繁に散歩に連れて行きました。

それから一カ月ほど経った時に、愛犬をおいて私も主人も家の外に出た時、初めて鳴き声を聞きました。

その時は可哀そうと思う気持ちと、初めて彼女の鳴き声を聞くことが出来て嬉しかったのを覚えています。

そしてそれから、愛犬はだんだんリラックスしてくれるようになって、お腹を見せて寝るようになりました。

そんな姿を見て、私たちに心を開いてくれていると嬉しかったです。

私たちは愛犬と一緒に色んな場所に出かけました。

公園、ビーチ、山など、私達が行くところはどこにでも連れて行きました。

何度もキャンプにも一緒に行きました。

そして愛犬はどこに行っても楽しそうでしたし、私達はその姿を見て嬉しかったです。

でも愛犬が10歳を過ぎたころから、行動がだんだん遅くなってきました。

そして15歳を過ぎると、大好きな散歩にもあまり行きたがらなくなってしまったり、家でもずっと寝ていることが多くなりました。

心配だったのですが、年だから仕方がないと思ってそのままにしていました。

でも愛犬が16歳を過ぎたころからは、極端に動きが遅かったり、以前とは態度が違ってきたので、かかりつけの動物病院に連れて行きました。

そして獣医師さんに言われたのは、愛犬の腎臓が弱っているということと、高齢だから仕方がないということでした。

それでもまだ大丈夫かなと思っていたのですが、その数日後から愛犬が苦しんで鳴くようになってしまいました。

あわてて、再度、動物病院に連れて行って、色々と検査をしてもらうと、腎臓と肝臓の状態がかなり悪いので、もしかしたら今夜が峠で明日まで持たないかもしれないと言われてしまいました。

私達はその言葉を聞いて、すごくショックで二人で泣きました。

愛犬はぐったりして、まったく動けない状態でした。

でも私は最後までちゃんと看取る覚悟をして、愛犬を夜通し、なでたり、話しかけたりしていました。

そういう日が何日か続いた後、愛犬が少しずつ、動けるようになってきました。

まったく動くことが出来なかった愛犬がゆっくりと歩けるようになった時には、本当に嬉しくて感動しました。

そしてそれからは、また一緒に愛犬が好きだった公園やビーチに出かけることが出来ました。

ご飯も少しずつ食べることが出来るようになって、すごく嬉しかったです。

動物病院にも頻繁に連れて行って、お薬をもらったり、点滴を打って貰いました。

そんな日々が3か月ほど続いた後、愛犬は急に天国に逝ってしまいました。

弱ってはいるけど、まだまだ大丈夫だと思っていたので、彼女を失った時には本当にショックでした。

息を引き取った後にも、何度も人工呼吸をしたり、身体をさすって話しかけたりしましたが、彼女が生き返ることはありませんでした。

私たちは本当に悲しくて悲しくて、愛犬の思い出がいっぱいある家に居ることが出来ずに、外出ばかりしていました。

周りの人たちは、別の犬を飼うことを勧めてきましたが、私達は愛犬のことが忘れられなかったし、愛犬を失った時のショックが強すぎて、別の犬を飼うことは出来ませんでした。

そしていつも愛犬の話をしました。

それから2年以上が経ってから、引っ越しで遠くの場所に移動しました。

すると新しい犬を飼いたいという気持ちになりましたので、探して小さな子犬を飼い始めました。

その子犬を飼いだしてからも、前の愛犬のことをよく思い出して夫婦で話しますが、前の様に悲しい気持ちは無くなってきました。

そして今の愛犬との生活を楽しんでいます。

新しい犬を飼い始めたことによって、やっと長い間のペットロスから立ち直れた気がします。

そして今の愛犬との生活を大切に楽しんで行きたいと思っています。