ペットロスを克服した151人の体験談

26歳女、新しい犬を迎えてペットロス解消

はじめまして。

大阪府在住のキラキと申します。

私は和歌山県出身で、結婚を機に大阪府に移住しました。

私が初めてペットを飼ったのは、小学生の頃でした。

当時私は、通っていた小学校のバレーボールクラブに所属しており、練習試合で知り合った隣町の小学校の友人から子犬を貰いました。

友私も家族も、初めてのペットで喜び、子犬をラッキーと名付けて大事に世話をしていました。

ある朝、私がラッキーの散歩から帰り、抱きかかえようとした時に逃げ出してしまい、行方不明になりました。

近所を探しましたが、両親は仕事で私も学校の時間が迫っていたため、それ以上探しに行くことが出来ませんでした。

授業が終わって帰宅すると、母が携帯を持ったまま泣いていました。

理由を尋ねると、ラッキーが国道で車にひかれて亡くなっていたと、役場から連絡があったからでした。

私も母と一緒に泣き、落ち着いてからラッキーの遺体を役場へ確認しに行きました。

役場の窓口でラッキーの遺体について伺うと、ラッキーが身に着けていた首輪とリードを渡され、愛犬の物で間違いなければ確認は以上で、愛犬のためにも綺麗な思い出のままでいてあげてほしいと、役場関係者からの気遣いでした。

私は、ラッキーが亡くなったのは、あの時私がラッキーを抱きかかえようとしたせいだと、自分を責めました。

ラッキーのことを考えると、一緒に過ごした思い出が溢れるのと同時に涙も止まりませんでした。

ラッキーが亡くなって2週間ほどした頃、家族と出掛けた際に立ち寄ったホームセンターでペットショップを見つけ、家族でラッキーの小さかった頃の懐かしい話をしながら、ケースの中の子犬を見ていました。

帰宅後、父と母が揉めているような会話が聞こえたので耳を澄ませてみると、父が先程訪れたホームセンターのペットショップの子犬が気になっているらしく、それに対して母は、まだラッキーが亡くなって1ヶ月も経っていないのに新しい子犬を迎えるのは、亡くなったラッキーが気の毒だと話をしていました。

それを聞いて、私も母と同意見でした。

ラッキーが亡くなったのは自分のせいだと思っていたので、子犬は可愛く思えても、新しい子を迎える気持ちにはなれませんでした。

それからラッキーが亡くなって1ヶ月が経とうとした頃、学校から帰るとテーブルの上にケーキの箱が置いてありました。

おやつのケーキだと思い箱を開けてみると、中には毛が黒い小さな動物が入っていました。

私は驚いて悲鳴を上げると、近くにいた父が笑っていました。

母が私に真剣な表情で、父が母と私のために新しい子を連れてきたそうで、ラッキーの時と同じように大事に育ててあげようと話をしてくれました。

私は父の気持ちは分かりましたが、喜んでいいのかは分からず、複雑な気持ちでした。

しかし、ラッキーと同じように、生まれてすぐに親から引き離され、新しい環境に来た子犬の気持ちを考えると、大事に育ててあげないといけないという考えに切り替わりました。

父が連れて帰ってきた子犬は、ミニチュアダックスフンドでした。

私は母に本屋に連れて行ってもらい、ミニチュアダックスフンドの飼い方の本を買いました。

本を読み進めるうちに、ラッキーが生きている間にしてあげたかったことや、ラッキーに対してしてはいけないことをしていたなどと、犬について今まで知らなかったことがたくさんありました。

また、私がラッキーを抱き抱えようとした時、ラッキーは驚いて逃げてしまったのではないかと思い、過去の自分の行動を反省しました。

人間も犬も、痛い思いや悲しい思いをしながらではなく、幸せだったと思いながら亡くなるのが理想ではないかと考えました。

そのため、ラッキーのような亡くなり方にならないよう、新しく迎えたミニチュアダックスフンドをキラキと名付け、大事に育てようと思いました。

そのキラキは今年で14歳になり、家族のスリッパやメガネなどを盗んでは、自分のテリトリーに隠しすいたずらっこです。

ごはんの時間になると、可愛らしく首を傾げながらおすわりをし、賢く待っているアピールをしています。

そんなキラキと過ごした時間はあっという間でしたが、その背景にはいつもラッキーがいました。

ラッキーにしてあげたかったことをキラキにしてみたり、キラキが楽しそうにしていたり喜んでいたりすることで、少し気持ちが救われた気がしました。

ラッキーが亡くなったことは今も悲しいですが、キラキがいてくれて良かったと思います。

世話をするのは大変でも、一緒に過ごす時間はかけがえのないものです。

これからもたくさん思い出を作っていきたいのと思うとともに、長生きしてほしいと願っています。

ペットは家族同然と思う方は多いのではないでしょうか。

ペットとのかけがえのない時間を、ペットと一緒に楽しく大切に過ごしてほしいと思います。