ペットロスを克服した151人の体験談

47歳 女性 クロのペットロスを癒してくれたのは新しい子犬

私は動物が大好きで、犬、猫、ハムスターにインコ、フェレットにカメ、金魚にリス、うさぎなど沢山の動物たちと暮らしてきました。

そんな中で忘れられない犬が雌犬のクロです。

私が幼い頃に叔父が捨て犬を拾って来て、我が家に置いて行ったのがクロです。

実際は黒くはなくて、柴犬の雑種のような茶色の犬でしたが、家族の誰かが適当にクロと名付けたのでしょう。

いつからかは記憶はありませんが、小さな頃から一緒に過ごして来ました。

クロの好きな言葉は「さんぽ」体の大きなクロは散歩の時は私をぐいぐいと引っ張り、何度か転ばされたこともあります。

でも、私がわざと死んだふりをすると、心配してくぅーんくぅーん鳴きながら起こしてくれる優しいクロでした。

泣いているときは涙を舐めてくれて、喜ぶときには一緒にジャンプして。

お留守番が大嫌いで、出かける私たちを恨めしそうな悲しい目をするクロ。

お風呂も動物病院も注射も大嫌いでブルブル震えていた。

学校の給食の残りはクロのためにこっそりと持ち帰り、食べさせました。

食べきれない食べ物は、土を掘って隠していましたが、その後はたぶん腐ってしまっていたんじゃないかなと思います。

誰もいない広い高原に連れていき、リードを外してあげるとと耳を後ろにそらせ俊敏に駆け回り「見て!見て!」と得意そうにしていたクロ。

私はクロと一緒に成長していきました。

一時期、友達と遊ぶことに夢中になりクロをかまってあげずに忘れてしまっていたことがあります。

クロは毎日、おかえり!おかえり!会いたかったよ!って鳴いて尻尾を振ってくれていたのに、私はほっといてしまっていました。

クロどんなに寂しかったかな、私には友達がいたけれど、クロには私たち家族しかいなかったのに。

そのうち、クロはだんだんおばあちゃん犬になっていきました。

中年太りになりお腹が下がり、毛艶もなくなりボサボサになって、ハゲもできていきました。

それでも食欲はあり、りんごもキュウリもバリバリ食べていました。

徐々にボケが始まりました。

家族の帰宅を間違えて、他の人と間違えてワンワン吠えてしまい「あ!間違えた」としょぼーんと謝る様子などがありました。

さらに足元がおぼつかなくなっていきました。

それでも「さんぽ」は大好きで、「さんぽ」の言葉を聞くと喜ぶ姿が愛おしかったです。

ほとんど歩けなくなって、抱っこでも散歩は続けました。

そんなある日、クロが横になったまま動かなくなっていました…あ、生きてる。

声を掛けると動けず、目も開かないのに尻尾だけ振ってくれます。

あぁ、クロ返事してくれてるんだね。

クロクロ…そのまま徐々にクロは動かなくなって虹の橋を渡って行きました。

クロは水仙やマーガレットの咲くお花畑に眠っています。

その後、家族はみんなペットロスになりました。

犬小屋を見ては泣き、首輪を見ては泣き。

それからしばらくたち、同級生の家で犬が生まれたので見に来ないかという話がありました。

もうあんな悲しい思いはしたくない、もう辛い思いはしたくないと思いながらも、見に行ってしまいました。

かわいいむくむくした子犬!見ちゃったら…飼いたくなります。

そして新しい家族が出来ました。

クロのことはその後も何度も思い出し、涙したけれど新しい家族が出来たことにより悲しみから抜け出すことができたのだと思います。

ありがとうクロ。

私が虹の橋に行ったら迎えに来てね。

その後も沢山のペットを見送りながらも、また新しい家族を迎え入れて幸せをもらっています。

今悲しみの淵にいる方も、もしかしたら、新しい家族を迎え入れることによりペットロスから立ち直れるかもしれません。

沢山の愛をありがとう。