ペットロスを克服した151人の体験談

31、女性、夜間ウォーキングで、月のうさぎとお話をするのがペットロス解消法

はじめまして。

私は都内で一人暮らしをするOLです。

私の住まいはマンションですので、基本ペットが禁止されています。

しかし、小動物であれば問題ないとのことでしたので、一人暮らしの寂しさを紛らわすために、うさぎを飼っていました。

もともとハムスターか亀でも飼おうかなとペットショップを訪れたのですが、その時まだ生まれたてで店頭には出されていない、段ボールに5、6羽もぞもぞ動いている子ウサギを見て一目ぼれし、その場で即購入を決めました。

当時うさぎの購入価格は7000円程度で、飼育道具一式を購入してもそこそこの金額内で納めることができたのも魅力的な点でした。

家に連れて帰ってからは、家中のあちらこちらを噛まれてしまい、大変だった記憶があります。

特に、コンセント類はほとんどだめになってしまいました。

正直、ウサギの飼育道具一式より、コードをかまれてしまい壊れてしまったドライヤー等の器具の買い替えの方が、お金がかかったような気さえします。

しかし、どんなことでも許してしまうほど、私は彼女に溺愛をしており、家に帰ることが何よりの楽しみになっていました。

一緒に生活をしてから2年ほどのこと、いつも通りトイレの清掃をしようとしたところ、血の塊のようなものを見つけました。

女の子なので、さては生理がきたのかと思っていたのですが、ネットで検索しても、うさぎに生理のような現象はないと書いてありました。

いてもたってもいられず会社を休み、そのまま動物病院へ駆け込みましたが、血尿がでてしまうと、小動物、とくにうさぎなどは体力が持たず、手術をする方がかわいそうだと説明を受けました。

目の前が真っ白になったような気がして、何をしていても気が気でなく、現実を受け止めることがどれだけつらかったか、今でも思い出します。

そして、その1週間後に、突如お別れとなってしまいました。

彼女がなくなってからは、何をしていても力が入らず、生きることとはなんなのか、そんな哲学的なことを慢性的に考えるようにもなりました。

四六時中涙もとまらず、泣ける曲を聴いてとにかく好き放題泣いていました。

仕事帰りの雨の日に、何の気なしに少し遠回りして帰ってみようと思い、のんびりと歩いてたどり着いたのが、皇居でした。

気づいたら、1週ぐるっと約5キロ、苦も無く歩いていました。

疲れ切って、ぐったりと疲れて寝ることが、その時の私には、何より頭を休ませるいい時間だったように思います。

それからというもの、よく皇居へ足を運び、ゆっくりとウォーキングをするようになりました。

そこでは、本当に多くの人がウォーキングやランニングをしていました。

夜になれば、夜空に満点の月を観ることもできました。

月を見ながら彼女とお話をするのが、しばらく日課になっていたように思います。

私が彼女とお別れをしてから、もう7年がたちますが、今でもたまに、皇居をウォーキングしています。

月が見える日には、今でも彼女とお話をしています。