ペットロスを克服した151人の体験談

35歳女 仕事に没頭することで気を紛らわしてペットロスを解消

現在1歳児育児中のアラサー主婦です。

実家からは遠く離れた場所で生活しています。

実家で飼っていた犬が亡くなった時の話を書きたいと思います。

私が中学2年生の時、妹が近くのスーパーマーケットに里親募集の張り紙がされているのを見て親を説得し、生後半年の犬を貰ってきました。

私は動物は好きでも嫌いでもなく、実家で世話をしたことがある生き物は学校で渡された蝶々のサナギとオタマジャクシくらい。

犬なんて飼えるのか、私は世話に関与しないぞ、とどちらかというと否定的でした。

ですが、妹が嬉しそうに抱えた段ボールからひょこっと顔を出した仔犬と目が合った瞬間、メロメロに。

私だけじゃなく家族全員が仔犬と戯れたくてライバルになるくらいにメロメロになりました。

新しい家族と一緒に、私は高校受験、進学で他県で一人暮らし、とどんどん時が過ぎていきました。

一人暮らしのときも長期休みには必ず実家に帰り、犬と遊びまわりました。

私がいない間にあった面白い話など聞かせてもらったり、当時あまりそりが合わず会話も少なくなっていた父と一緒に散歩に連れて行ってみたり…犬は家族を繋ぐかけがえのない存在になっていました。

しかし、私が就職して仕事が忙しくなると帰省する回数も減り、結婚してますます帰らなくなり、家族とも犬とも疎遠になっていました。

妹とはメールやSNSでやりとりしていたので、まぁうまくやってるだろうと実家周りのことには無関心になっていました。

そんなある日。

職場でお茶を飲んでいる時に妹からメールが届きました。

犬が、亡くなったとのことでした。

しかも火葬が終わり、ペット霊園に納骨してきたとのこと。

しばらく意味が分かりませんでした。

詳しく聞いてみると、しばらく前から調子が悪く、病院に連れて行ったら病気が見つかって、投薬や手術もしたけど快方に向かわず、病院で息を引き取った、というのです。

そんなこと、何も聞かされていませんでした。

私が実家に無関心になっていたので、おそらく母や妹が変に気を使ったのだと思われます。

でも、そんな状況なら、知らせてくれたら、すぐに戻って一目でいいから犬に会いたかったです。

私がいなくても他の家族に沢山可愛がってもらってたので、犬自身が寂しいとか私に会いたかったとかはなかったでしょうが……私だって可愛がっていたことは知っているはずです。

初めて段ボール箱から顔を出した日、一緒に眠った夜、ふわふわした毛並み、まあるいお目目、ピンと立った耳、ブンブン振り回される尻尾、散歩道での嬉しそうな顔……最後に会ったのは4年前くらいなのに、思い起こされる犬の姿は私が高校生くらいの頃のものでした。

初めてのアルバイト代でおやつを買って与えたなあ…嬉しそうだったなあ。

学校で友達と喧嘩して帰ってきたときずっと側にいてくれたっけ……。

それなのに、私は犬が病気で苦しんでいることすら知らなくて、火葬されて骨になったあとに泣いてるなんて。

私が悪いのはわかるんですが、情けなくて、一気には受け止めきれなくて、会社だというのに長いこと泣いていました。

帰宅してからも、次の朝起きてからもずっと泣いて何も喉を通りませんでした。

昔の写真を見返したり、夫に心情を聞いてもらったり、仕事に没頭することで気を紛らわしながら、一ヶ月かけてなんとか回復した感じです。

ペットを亡くしたことも辛いですが、死に目に会えなかったという後悔は未だに残っていて思い出すたびにつらいです。

実家に可愛がっていたペットがいる方は、年に1度だけでもいいので帰省して顔を見ておくことをおすすめします。