ペットロスを克服した151人の体験談

30歳 男性 思いっきり泣きまくった

はじめまして。

都内在住の引っ越し太郎と申します。

年齢は30台前半の男性です。

私は以前、ビーグル犬を飼っておりました。

きれいな茶色としろの模様に、額には素敵な流星が入っているイケメン君でした。

彼との出会いはある日偶然に入った地元のペットショップでした。

特にペットを飼う予定もなく、ただの暇つぶしに入店しただけだったのですが、すぐに目に入ったゲージにいたのが彼でした。

目があった途端にしっぽを振り、抱っこしてほしそうにガラスにもたれて立ち上がるその姿に一目ぼれをして、衝動的に自宅に連れ帰る事になりました。

さて、いざ連れ帰ったものの、それまでペットを飼った経験がなかった私は、ネットで情報を収集して、ご飯やゲージを大急ぎで用意しました。

また、当時一番困ったのは躾についてでした。

何をどうやって教えればよいのか見当もつかなかったのですが、今思えば彼は最初から聞き分けがよく、いたずらもしない非常におとなしいまじめな子でした。

なので、躾らしい躾は行った覚えがありません。

晩年を除き、トイレも決まった場所できちんとするよい子でした。

彼との生活に慣れてきてからは、あっとゆーまに時間が過ぎた気がします。

仕事で遅い帰宅の時は、私が帰ると必ず玄関まで迎えにきてくれて、そのまま一緒に散歩しました。

仕事で疲れていましたが、彼との夜の散歩はリフレッシュすることができて次の日の仕事をまた頑張ろうと思うことができていました。

なにも悪い事をしなかった彼ですが、ある日突然食べ物をはいてうずくまってしまいました。

急いで病院に連れてゆくと胃がんと宣告されました。

そこからは今までの生活が嘘だったかのように衰弱していき、本当にあっけなく亡くなってしまいました。

何が悪かったのか、どうすればよかったのか、何もわからず、ただ、葬儀場でぼーっと彼の遺体を見つめていたのを今でも覚えています。

命の儚さを実感しました。

多忙を理由に帰宅時間が遅かったこと、もっといろんな場所に連れていってあげたかったこと、おいしいものをたくさん食べさせてあげたかったこと、心残りはたくさんあります。

あっとゆーまの人生が、彼にとって幸せだったのかが今でもわかりません。

彼の死後、しばらくは何に対してもやる気が起きず、ぼーっと過ごしていました。

そんなある日、ケータイに入っている数少ない写真を見返した時、全ての思い出がよみがえってきて一人で号泣しました。

大人になってからというか、人生で一番泣いたと思います。

そうやって泣き散らしたあとは、不思議と気持ちが少し落ち着き、仕事にも徐々にやる気が起きてきました。

ペットロスの気持ちは当事者しかわからないと思います。

思い出を振り返って、感情を表に出すことで、乗り越えるための第一歩が踏めるものだと思います。

人もペットも明日必ず元気でいられる保証はありません。

今日できる事、今日伝えられる事は、ぜひ今日のうちにしてあげて下さい。