16歳の男の子 くう ペット葬儀場で火葬 思い出で幸せになれる
ダックスの男の子を飼っていましたが、昨年の8月に亡くしました。
名前はくうです。
くうと出会ったのは11年前。
親戚の叔母さんから、知り合いの人が飼えなくなり里親を探しているというので、飼うことにしました。
くうは、5歳でした。
くうは、ちょっとやんちゃで、良く食べる子だったので、家の中がとても賑やかになりました。
やんちゃなのですが、とても寂しがりやで、寝るときは私の布団にの中に潜り込んで朝まですやすや眠りました。
亡くなる2週間ほど前、いつものように朝のご飯をあげようと、くうに呼びかけたのに、くうが起きてきませんでした。
あれ?と思い、そばによると、白い泡のようなものを嘔吐した跡の横で上目使いになって私を見つめてきました。
その日の夕方、獣医さんに診てもらいに行きました。
すると、膵炎でした。
しばらく水も食べ物もあげてはいけませんと言われ、数日間はとても可哀そうでした。
一週間してもくうは良くならず、少しのご飯を口にしては嘔吐してしまい、どんどんやせてしまい、とうとう、食べ物も水も欲しがらなくなっていきました。
獣医さんに通いましたが、処方された薬も飲むことができませんでした。
もうだめかと思ったある日、突然くうが以前のように散歩に行きたいと玄関で催促していました。
私はくうを抱っこして外へつれて行ってやりました。
公園で下ろしてあげると、いつもの元気なくうのようにあちこち臭いをかいだり、楽しそうに歩いていました。
その時は本当に治って良かったと嬉しかったです。
しかし次の朝、くうは一つ遠吠えのような声をだして亡くなってしまいました。
涙が止まりませんでした。
その日の夜はくうと過ごし、次の朝くうの体を洗い、保冷剤と花束を段ボールに詰め、くうを中にそっと寝かしてやりました。
ペット専用の葬儀屋さんへ電話し、すぐに手配をしてもらいました。
きちんとお経やお線香の供養をしてもらい、その日の午後に火葬しました。
くうの毛を少し袋に入れて持ち帰り、後日お墓に埋めてやりました。
火葬される前のくうは眠っているようで、とてもさみしい気持ちになりました。
もう天国でいっぱい大好きなご飯食べて、たくさん遊んでねと言いました。
葬儀場では、他のワンちゃんやネコちゃんが埋葬されていました。
くうにもお友達がたくさんできるといいなと思いました。
くうは、膵炎になるまでとても元気でやんちゃでよく食べる子でした。
歳も16歳には見えませんでした。
幸せな一生を送ってくれたかどうか、くうに訊いてみたらよかったなと思います。
ペットはいつ亡くなてしまうかわかりません。
生きている間に、うんと可愛がって幸せにしてあげないと、亡くなってしまった時に後悔すると思います。
ペットロスになる人もいらっしゃいますが、今、くうの遺影の写真を見ると、良く食べてよく遊んで楽しかった思い出が私を幸せにしてくれます。
11年前私の家に来てくれてありがとう。