ペットの供養の体験談

30代女、葬儀場でペット供養をしてもらって気持ちに整理がつきました

はじめまして。

現在30代の女性です。

高校生の頃、いつも通るペットショップに、なかなかお家が決まらない犬のポメラニアンがいました。

生まれたての頃、兄弟げんかでしっぽの先を骨折して曲がっていたのと、あまり人懐っこい性格ではなかったのが原因だとお店の方から聞きました。

ちょうど両親と一緒にいたので、なぜか全員一致の即決でそのまま一緒にそのポメラニアンは私たちの家族になりました。

それからは一緒に散歩をしたり、ご飯を食べたり、みんなが家族として過ごして、あっという間に明るく元気な、そしてちょっと気が荒いところもある子(!)に成長しました。

成長とともに、お腹やわきの下に大きなこぶが出来たこともありますが、その時にはもう15歳。

手術をする体力もなく、また良性の腫瘍と診断を受け、見守ることしかできませんでした。

それでもご飯はたくさん食べて走り回る、可愛い可愛い子でした。

17歳を過ぎたころ、一気に目の白色が濃くなり、あまり目が見えなくなりました、机の脚に頭をぶつけながらもにおいを頼りにヨタヨタと近くまで来て「お腹なでて~」と甘えてきたのを思い出します。

そのころから、粒状のご飯を色んな所に置いて、ニオイをたどってご飯を食べる、ということを始めました。

目が見えにくくなっても、嗅覚はなるべく衰えないようにしてあげたい、という想いからのことでした。

ご飯の粒を見つけた時には喜んでいるように見え、家族でよく見守っていました。

そのころから、ペットシートにしていたトイレを失敗することがほとんどになり、その掃除が大変になってきました。

特に病気なわけでもないので「そのくらいはやらないと」と思われるかもしれませんが、自営業の我が家では、掃除の最中でも来客もあれば電話もなり・・・。

接客中に失敗したトイレを踏み荒らされることもしばしばで、大変な時期もありました。

気性が荒いところもあるため、なかなかおむつをしようとしても嫌がって噛みつかれる始末。

どうにかおむつのちょうどいいサイズや、漏れ出ないようにひもでフォローする方法も見つけ順調に暮らしていた時、突然眠るように亡くなってしまいました。

老衰だそうです。

あまりに突然で涙も出ず、だんだん冷たくなっていくあの子にみんなで寄り添っていました。

そして母がペット供養をしたいと、ネットで探して供養に行きました。

伺った供養所では、白いふかふかのお布団を用意してくれ、家にお骨と位牌を置いています。

骨になる前に、しっかりとありがとうの気持ちも伝えられましたし、供養する場所に行って見届けることで、亡くなってしまったということを受け止める良いきっかけになったと思います。

私は両親ほど一緒にいる時間は長くなかったですが、マッサージしたり、ブラッシングしたり、心からほっとする時間を過ごせましたし、後悔はありません。

特別なことや物がなくても、なでたり、一緒に遊んだり、そういう日常を、一緒に過ごす時を大切にすることが一番なんじゃないかと思います。

一緒にいてくれてありがとう。

一緒にいさせてくれてありがとう。

いっぱい、楽しかったね。

ありがとう。

ゆっくり休んでね。