犬猫などペットの葬儀の体験談

36歳女性、亡くなった飼い犬を自宅前で個別火葬

去年天国へ行った芝犬との出会いは、地元の警察署でした。

その日は地元のお祭りで、私は財布をすられてしまい、警察に届けを出しに行きました。

すると、駐車場の端につながれた芝犬がいました。

動き回ることもなく、じっと伏せているその子が気になったので、警察の人に聞くと、数日前に保護されたが、名乗り出る飼い主もいないので明日保健所へ連れて行くと聞きました。

これは何かの運命だと思い、私は次の日その芝犬を迎えに行きました。

これがププとの出会いです。

引き取った後すぐに動物病院に連れて行きました。

人間でいうと30代半ばで、出産の経験があることが分かったのと、フィラリアが陽性で、血管内に大量に確認できました。

あとは軽い皮膚炎でした。

きっとちゃんと飼育されてなかったんだと思います。

ププはとてもおとなしい犬でした。

でも人に対して甘えることはあまりありませんでした。

撫でてあげるとひっくり返ってお腹を見せてくれたり、餌をやるときや散歩へ行くとき以外は自分から寄ってくることもなかったです。

あと1つ気になったのは、ほとんど目を合わせてくれませんでした。

どんな飼われ方をしていたのだろうと心が苦しくなりました。

それでもそっけない態度や、たまに構って~とアピールしてくるところや、本当に本当に大好きでした。

年老いて行くに従って、皮膚炎が悪化してきました。

痒みと抜け毛、時にはただれることもありました。

色々薬は使いましたが劇的に良くなることはなく。

少しでも力になれたらと思い、これまでのドッグフードはやめて、アレルギー用ドッグフードを少しと、米、野菜、魚を中心に食事を大幅に変えました。

それからは少しずつ皮膚炎も改善して、元気に散歩もしていました。

それでも体の中のフィラリアが消えることはありませんでした。

ある日帰宅すると、ププは小屋から体を半分出した状態で、泡を吹きながら痙攣していました。

昨日までいっぱい手作りのご飯も食べて元気に散歩も行っていました。

急いで病院に連れて行きましたが、もう為すすべはなく。

家に連れて帰って片時も離れませんでした。

意識もほとんどなく自分で体を動かせなかったので定期的に体の向きを変え、シリンジで水をあげ、足をマッサージし、考えれる事は全てしました。

痙攣を起こしてから2日後、苦しむこともなく、眠るように息を引き取りました。

ありがとう、ありがとう、と何度も声をかけました。

同じくらい、ごめんね、とも言いました。

そして私の住む地域の動物の火葬は、合同火葬で、火葬後は共同墓地に入らなければなりませんでした。

犬であろうと他の動物を嫌っていたププでしたので、それは受け入れれませんでした。

そこでネットで調べると、火葬できる装置のついた車で自宅まで来てくれて葬儀を行ってくれる業者さんを見つけました。

早速依頼しました。

とても丁寧に対応してくれました。

般若心経を唱えてくださり、お花も備えてくださり、ご焼香もしました。

大きなハイエースの中に立派な火葬装置があり、自宅は田舎で周辺に家もあまりなかったので、自宅前の静かなところで火葬していただきました。

火葬中は車の上から多少煙は出ましたが気になるような匂いもなく、空に向かって登って行く煙を見ながら、大好きだったププを思い出すことができました。

火葬後は家族みんなで骨揚げもして、綺麗な骨壷に入れてくれ、今でもずっと家族と一緒にいます。