31歳女性 愛犬を亡くし近所のお寺でお葬式を行った 儀式によ
30代の女性です。
中学生の時から実家で16年間飼っていた犬を1年前の冬に亡くしました。
すでに結婚して実家から出ていたものの、住んでる場所から近かったために犬にはしょっちゅう会いに行っていました。
私は一人っ子で両親が共働きでいつも帰りが遅かったため、いつも寂しい思いをしていたこともあり、私が両親にお願いして買ってもらった犬でした。
犬種はパピヨンで、大人になっても小柄で、でもすごくパワフルで、この世で一番かわいい犬です。
犬が来てくれてからは、私にとてもなついてくれて愛してくれて可愛くて仕方なくて、犬とは思わず人間の弟のように扱っていました。
(オスでした)犬が来るまで生き物に対して心から愛おしいという気持ちを持つことがなかったので、自分にこういう気持ちがあるのだと言うことをにびっくりした記憶があります。
2年ほど前から高齢になった関係でやせ細ってしまい、目も白く濁り、食欲が少なくなり、散歩もあまり出なくなってしまいました。
亡くなる数ヶ月前からは認知症も始まってて、耳もあまり聞こえないようで私が呼んでもそばに来てくれる事は無くなりました。
それでも弟は弟なのでただただ老いた姿も可愛かったです。
かなり弱っていたので心のどこかで亡くなる覚悟はしていたのですが、犬が亡くなった際私は妊娠中で、我が子と犬が遊ぶ姿を見るのをいつも夢見ていたので、亡くなったと両親から聞いた時は全く信じられませんでした。
急いで実家に駆けつけると、そこには穏やかな顔をした、でも冷たくて、硬くて、全く動かない弟がいました。
両親はお葬式をしようとすぐ言いましたが、私はとにかく犬と離れたくなくてその日は遺体を抱っこして寝ました。
でもやはり次の日から異臭がしてきました。
お葬式が必要なのはわかってました。
そこで私は現実を受け止めるために、過去に撮った数千枚、数万枚の彼の写真を整理することにしました。
彼が私たちと一緒に楽しく生き抜いたということを確認したかったのかもしれません。
結局、親が予約した近所のお寺でとても丁寧に火葬と骨上げをやってもらいました。
しっかりと儀式をしたことで、心の整理もついた気がしました。
お寺でお墓を建てるのも良いですが、そばに感じたい方はおうちに骨を持って帰ってもいいかもしれません。
我が家では焼いてもらった後骨は持ち帰って、リビングに飾ってます。
実家に帰るたびに「ただいま」と声をかけます。
今でも、玄関まで吠えながら迎えにきてくれるような気がしてます。