犬猫などペットの葬儀の体験談

44歳女 大切な猫をペット霊園で永代供養、どうか天国で幸せに

40代主婦です。

これは私が学生時代の話、もう20年以上前の話ですが、当時家族と暮らしていた家の横に、空き地がありました。

夜、そこから子猫と思しき鳴き声がずっと聞こえていました。

私の家では、少し前に事故で猫を亡くしており、その猫も捨て猫だったので「もう悲しい思いをしたくない」「猫を拾うのはやめよう」と思っていました。

が、翌朝心配になって覗きに行った母が、まだ生まれて日が浅い、汚れた子猫を見つけ、いてもたってもいられなくなり、家に連れ帰ったのが、彼との出会いです。

夜中かなり大きな声で鳴いていたので、もう少し大きな猫を想像していましたが思いのほか小さく、怪我をしたのか汚れた体を拭くと血がついていました。

大きな声は「拾ってくれ!」という彼の強いアピールだったのだと思います。

その後数年一緒に暮らしましたが、大人しかった前の猫とは違い、かなり野性的な猫でした。

前の猫はあまり外に出ることもなく、家の日の当たる窓際でゴロゴロしているような猫でしたが、彼は窓を開けろと言わんばかりに窓の金具をガリガリして、一度外に出るとお腹がすくまで戻ってこない、縄張り争いで頭から血を流して戻る事もよくあった、そんな猫でした。

病気にかかり、病院に通うようになり、弱っていく姿を見ると、元気な時とのあまりの違いに悲しくなりました。

亡くなる数日前、家を出たあと戻ってこなくなりました。

もうこのまま戻ってこないのかも…と思っていた矢先、ひょっこり顔を出し、このところ食欲がなく充分に食べられなかった食事を、ちょこっと口にしだしました。

今思えば最後の晩餐だったのかもしれません。

死に際を見せないと言われる猫ですが、最後に戻ってきてくれことには、本当に感謝です。

その後様子が変わり、病院に駆け込みましたが、移動の車の中で、私が抱いた腕の中で、もうすでに息はなくなっていました。

今彼は、その前に飼っていた猫と同じお墓にいます。

当時の家からわりと近い山の麓にペット霊園があり、そこで家族葬と火葬、永代供養をお願いしました。

あれから随分時が経ち、私は結婚してその地を離れていますが、両親はまだ当時の家に暮らしており、帰省のたびに彼らを思い出しています。