犬猫などペットの葬儀の体験談

43歳女、愛猫を近所のペット霊園でお葬式をあげ気持ちの整理がつく

北海道在住の43歳の女です。

現在は夫と猫1匹と暮らしています。

今の猫と暮らす前に、推定15歳で亡くなったオス猫を飼っていました。

そのオス猫との出会いは、当時住んでいた賃貸アパートの階段で夫が拾ってきたのです。

まだほんの子猫でした。

ほぼ迷いなく一緒に暮らすことになり、10年以上もの間、病気らしい病気もなく穏やかな日々を過ごしていました。

飼い主なら一度は思う、「この子はものすごく長生きをするのでは?」とも思っていました。

しかし、14歳を迎えた頃から徐々に痩せていき、病院に連れて行ったところ、腎臓病であることが判明しました。

しかも治療をしても余命半年程と言われ、そこで初めて現実を突きつけられた気分でした。

そう遠くはない未来に確実にお別れすること。

治療はどのような形で行うものなのか。

費用の負担はどの位かかるのか。

不安だらけで泣いてばかりいました。

ペットを飼っている他の方の助言をもらいながら、いい動物病院を紹介してもらい、親切な獣医さんの許、自宅で点滴をしていくという選択をしました。

私と夫2人がかりで点滴をするのですが、慣れるまでは本当に大変でした。

嫌がる猫を夫がなだめすかして抱き、私が針を刺してそのまま注入していきました。

ほとんど祈る気持ちで。

最期の方は毎日行っていました。

そして、いよいよその時がきて。

今日か明日かという期間が1週間程あったのですが、その時には点滴を止めて、ただただ見守るしかありませんでした。

お葬式は近所のペット霊園で行いました。

緑豊かなのどかな場所で、川も流れており、その日はとても天気がよく、風が気持ちよかったのを覚えています。

お骨になるのを待つ間、施設の中の待合室ではなく、外で青空と煙を見上げていました。

なぜか2人ともやり切ったような、節目をつけたような気分でした。

私達が悲しいながらも、どこかその日の青空のようにすっきりとしていたのは、多分看病していた半年で十分なお別れの覚悟をしていたからだと思います。

徐々に悪くなっていく数値、増える点滴の頻度、その節目ごとに一段と覚悟を深め、生きている瞬間を味わえたのだと思っています。

ですから、後悔というものも実はありません。

あるのは、感謝だけです。

今ペットと暮らしている方は、今生きているこの瞬間を大切にしてください。

あなたがペットといて楽しいのであれば、ペットの方も楽しんでいますよ。