いつも腕の中で眠っていた愛猫。気がつくと涙がポロポロこぼれて。

今から2年ほど前のとても暑い日に、生涯でこれほどまでに可愛いと思える猫を失くしました。
幼少の頃から猫は絶え間なく飼育していて身近で可愛い存在ですが、その猫は私にとって格別に可愛い存在でした。
私が20代前半の頃、自宅アパート周辺に突然うろうろと現れたのが出会いのきっかけです。
とても人懐っこい性格でしたが、イライラしてカーテンによじ登ったり癇癪を起こすこともある人間のような性格をした猫でした。
出会ってすぐに私は運命を感じて飼うことを決心しました。
近所の動物病院に連れて行くと先生に「シャム猫が入っているのかな、可愛いね」と褒められました。
元々お腹の調子が崩れやすい猫でした。
推定13年ほど生きましたが、高齢に差し掛かる頃には整腸剤などを混ぜてお腹の様子を見ながらご飯をあげていました。
わがままなでやんちゃな性格のこのメス猫に、呆れたり怒ったりすることもありましたがとても愛していました。
2年ほど前の春頃から急に食事を摂らなくなりました。
焦って少し高級な餌をあげると少しだけ食べました。
動物病院で血液検査をしたり点滴をしたり、免疫を高めるお薬を飲ませたりいろいろがんばりましたが息を引き取りました。
亡くなってしばらくは夜、気づくと涙がポロポロと流れることがありました。
夜はいつも私の腕の中で眠っていたからです。
亡くなってからも悲しいですが、正直なところ辛いのは調子が悪くなってから亡くなるまでだと思います。
良くなってほしい、どうすれば良くなるんだろうかと悩み、動物病院では似たような境遇の人と話をしてみたりもしました。
いつかは離れ離れになる、亡くなる日はどうしても来るということを自分の中で受け入れることができれば辛さから解放されるのかもしれません。
今大切なペットの寿命が近い人はとても辛い思いをしていると思います。
その子は、あなたと一緒に過ごせた日々を幸福な思い出としていつまでも忘れないと思います。