40代女性です。長年家族同然に生活していたネコを失ったときから私のペットロスは始まりました。ペットロスと言うよりも家族ロスと言った方が良自然なくらいネコを病気で失った寂しさと後悔で心が押しつぶされそうでした。泣いて泣いて泣き疲れてもまた泣いて・・・。これ以上涙は出ないはずなのにどこからかあふれてくる涙。来る日も来る日も亡くなったネコのことばかり考えて一時は頭がどうにかなってしまいそうでした。母に、「私が死んだらネコの骨と一緒にして欲しい」と頼みました。同じ骨壺に入れてという意味ではなく、「別々の骨壺だけど同じ墓に入れて欲しい」と頼んだのです。母が先になくなってしまったときのことを考え娘にも同じ事を頼んであります。ペットロスに陥っている人は少なくないでしょう。これだけイヌやネコなどペットを飼っている人が居るのだから同じだけペットロスに陥る人が居ると思います。その人達がどうやって立ち直るのか分からないけれど、私はやせ細って別人のような自分を鏡で見たときこのままではダメだと我に返りました。近所に住んでいる母が食べ物を持ってきてくれなかったら私は倒れていたかもしれません。母が私の状態を心配してせっせと食べ物を運んできてくれて一緒にいてくれたから今の私が居ます。あのときほど母の存在を有り難いと感じたことはありません。母の助けにより少しずつ人間らしくなっていった私は気晴らしにとヨガを始めました。瞑想する度に亡くしたネコのことが浮かんできて涙が流れていましたが、数ヶ月経つ頃には泣かずに瞑想できるように。ヨガ仲間の存在も有り難く、ヨガを続けることでゆっくりだけどペットロスを乗り越えることが出来たのです。今でもネコのことを考えると涙が出ます。だけど昔ほどメソメソしなくなりました。ヨガを始めたことで気持ちが少し前向きになっていったんだと思います。ペットロスは辛いけどいつか必ず乗り越えられると私は信じています。
49歳女 母の愛とヨガがペットロスから救ってくれた
