34歳、専業主婦です。高校生の頃に黒い色の大きな犬を飼っていました。とても人懐っこく、私をみるとワンワンと元気に吠えてアピールしてくれる犬でした。雄犬だったので、力が強かったけれど散歩も私にあわせてくれて毎日とても元気をくれました。出会いは親が貰ってきたのがきっかけで、真っ黒でコロコロしていたのがとても印象に残っています。犬が大好きなので、本当に嬉しかったし毎日抱っこしたり散歩したりして、過ごしていました。よく食べるのもあって、どんどん大きくなっていきました。大きいのにとても怖がりな犬で、車が来ると、家に入って出てこなくなってしまったり吠えてしまったり、そんな一面もあってとても印象に残っています。そんな毎日を過ごしていて何年かたったとき、体調が悪い時期が続き散歩もできなくなり、ご飯も食べなくなっていきました。好きだったブラッシングを横になっているままの状態で毎日してあげました。体が伸びて、もうそろそろお別れかもしれないね。と、家族で話していました。その時私は高校生だったので、休むことは出来ず、朝声をかけて頭を撫でて学校に行きました。帰って来ると、朝撫でた頭はそこにはなく親に聞くと、あの後すぐに亡くなったんだよ。と聞かされました。何だかなんとも言えない気持ちになりました。痛みを一緒に感じたかった、寂しさを感じたかった、そんなことが頭をぐるぐるまわりました。親に家の裏に埋めたからと後から聞いて、好きな餌と花を持ってそこにおきました。手をあわせてありがとう!と伝え、笑って別れました。もしペットロスで苦しんでいるなら、悲しみよりも、一緒にいた時間楽しかったことや、いたずらされてこんなこともあったなと思ったことなどを思い浮かべてください。その方がペットも、楽しいと思うんです。飼い主が元気な方がきっと嬉しいと思うし飼い主と楽しかったことや、嬉しかった事があった方が報われると思うんです。
34歳女 高校生の思い出と愛犬の絆
