私は30代の女性です。私の家族は人間が4人とネザーランドドワーフの雌ウサギさんが1羽が一緒に住んでいました。ウサギさんとの出会いは彼氏さんが一目ぼれして彼氏さんのアパートに連れて帰ってきたのがきっかけでした。合鍵でアパートに入るとすでにゲージがあり、私が入ってきた為か小屋の後ろに隠れていました、丸見えでしたが。どうしたら良いのか分からずでしたが怖がりなのは予想が付いたので彼氏さんが帰ってくるまで放置したのを今でも覚えています。彼氏さんはウサギさんがビビりなので名前を「ビビ」と名付けました。はじめはゲージの扉を開けても出てきませんでしたが、少しづつビビの世話をし餌をあげ掃除をする中で少しずつ慣れたのか扉を開けると自分から出てきて部屋の中を探検していました。月日も過ぎて彼氏さんが旦那さんへと変わってビビも私の本当の娘になりました。その後、人間の子供も生まれ、そのたびにゲージを襲われて怖い思いをしてきたであろうビビ、一緒にお昼寝したり子供がお世話係になりブラシをかけてもらったり時には噛んだり動物に優しくしなくてはならないと人間の子供は覚えました感謝しかありません。夜になると夫婦の晩酌相手にもなってくれて良く旦那さんとじゃれていました、癒されました。どんなになれてもビビは自分から人間の膝や手には乗ってくれませんでしたが頭を撫でろと手の下に良く入り込んできたのを覚えています。ビビと出会い8年がたった頃、私は病気になり入院することになりました。家族のことが気がかりでしたが仕方がありませんでした。半年が過ぎた頃。夜、旦那さんから電話がかかってきました。普段はメールばかりだったので慌てて出ると泣いていました。「ビビが死んでしまった。弱弱しくてビビが自分から俺の膝に乗って動かなくなった」っと言ったのです。すぐに涙が沢山でました。すぐにでも会いに行きたかったけど、それは叶いませんでした。私の事は待てど暮らせど帰ってこないとビビは思っていたかもしれません。旦那さんは朝になったら庭にお墓を作り子供たちと一緒に埋めると言いました。その夜は持っているビビの写真を眠れずに眺めていました。その後、少したって私は退院することが出来ましたビビが私の病気を一緒に連れて行ってくれたのかもしれません。もっと相手してあげればよかった、入院しなければビビの異変に私が気づいて病院に連れて行けたかもしれない。沢山の後悔が頭の中を過りましたが、もう撫でてはあげられないので「ありがとう」を沢山考えたいと思っています。彼らは人間より早くに死んでしまいますが人間に沢山の事を教えてくるパートナーです、どうぞ出来だけ寄り添ってあげてください。
30歳女 一緒にいてくれたウサギに感謝の気持ちを込めて前を向く
