猫の葬儀体験談

2023年2月21日

unsplashより

15歳の雌の愛猫が亡くなりペット霊園で葬儀をした 心が晴れた

愛猫が亡くなった。

15歳だった。

1年ほど前から少し呼吸が苦しそうで食事量も減っていたので何度か病院に連れていった。

甲状腺の病気などを疑われ血液検査などを何度かおこなったが毎回問題はないという結果だった。

その日はいつもより少し元気がないかな?くらいだったが念のためいつもの病院に連れて行った。

先生に診てもらうと呼吸が荒いと言われレントゲンを撮った。

結果は肺いっぱいに水が溜まっていて生きているのが不思議なくらいなほどだということだった。

病院から戻ると猫は急に元気がなくなりほとんど動かなくなった。

私は家で仕事をしているため、翌日は一日中猫を見ていた。

妻が仕事から帰宅すると顔を起こしたが、その後すぐに動かなくなり2度ほど大きく咳き込みそのまま目を覚まさなかった。

ひとしきり泣いた後、猫の葬儀場を探した。

夜10時過ぎだった。

猫が亡くなることを考えたくなかったため事前には一切調べていなかった。

スマホで検索すると近所にペット葬儀場があったのだが翌日は休みだった。

車で一時間弱のところにもう一軒あり、翌日も空いていた。

夜11時まで電話予約可能と書いてあったので電話をした。

幸い空いていたので直ぐに予約を入れた。

アマゾンの段ボールに猫の愛用していたタオルをしいて、その中に亡き猫を入れた。

体がまだ硬直していなかったのでいつもの丸まった体勢にした。

その晩は猫と一緒に寝た。

翌日、葬儀場に向かう途中で花を買い、途中の公園で桜の花びらを拾い、猫の入った段ボールを飾った。

葬儀場につくと丁寧に出迎えられコンテナハウスのようなところに通された。

そこには人間のお葬式のミニチュアのような祭壇が備え付けてあった。

係りの人の説明を受けたあと、ラジカセから流れるお経の流れる中5分程度だったと思うが猫のことを思った。

その後火葬を行った。

この瞬間が一番悲しかった。

ふさふさの毛ももう燃えてなくなってしまう。

いなくなるということを一番実感した瞬間だった。

30分程度控室で待っていると、骨になった猫をもって係りの人がやってきた。

人間と同じように骨壺に骨を拾っていれるとのことだった。

最後に骨壺を持って帰るか墓地に納めるか聞かれ、持って帰ることにした。

とても丁寧な対応で、ちゃんと葬式をして良かったと思った。

悲しい気持ちのままで帰りたくなかったので、帰りに桜の名所に立ち寄った。

骨壺と一緒に2時間ほど歩いた。

心が晴れた気がした。

持ち帰った骨壺は手作りの張り子の猫の中に納めてある。

お守りを作り骨と毛をすこし入れた。

心の支えだ。

亡くなって一年が経った今でも家の至るところから猫の毛がでてきて嬉しい気持ちになる。

64歳女性長い闘病生活での愛猫との分かれ ペット専門葬儀社落ちつく

はじめまして。

ペットは猫になります。

私の実家で行われた、愛猫の葬儀の事になります。

葬儀は2年前ほどに前なると思います。

母が5~6年前に野良猫の子猫を拾ってきたのが、その猫との出会いにな
ります。

拾ってきて、何かのはずみで、怪我をしたため、病院へ連れて行きました。

そこでの、血液検査の結果、猫によくある、感染症の病気で、猫白血病でした。

この病気は、感染病で、野良猫であれば、高い確率で、感染している場合が多いです。

ですので、野良猫を拾って、飼おうと思うなら、まず、病院で、血液検査等をして、なんらかの、感染症にかかっていないかを、調べなければいけません。

そのうえで、まだ、感染していなければ、ワクチンを打って、感染を予防することが、できます。

あいにく、もう、我が家の愛猫は、感染していたため、治療することになりました。

それは、長い、長い、闘病生活になりました。

一時は良くなったかと、おもいきや、また、悪くなるの繰り返しでした。

そんなこんなで、5~6年の闘病生活で、最後は
延命治療になっていました。

猫ちゃんも、苦しそうな、日々でした。

もう、先がないとわかり、苦しみを楽にする為、病院での安楽死という、選択肢もありました。

が母たちは、奇跡が起こるかもしれないと、断固として、安楽死は拒否していました。

私は、どちらかというと、もう、これ以上苦しむのは、かわいそうすぎるため、安楽死をしてあげるべきだと、思いましたが、母達は、奇跡を信じていた為、この、選択はありませんでした。

もう、治る見込みもなく、治療費ばかりかかってしまうのに、それでも、安楽死はさせず、ひたすら、奇跡を信じて、懸命に看病する、母達の凄さを、感じました。

愛猫がいよいよ、食事もとれなくなり、もう、時間の問題という状態になりました。

当初は、亡くなった場合は、自分たちで、直接、火葬場へ、運ぶという予定でしたが、火葬場までは、だいぶ、距離もあり、さすがに、ここ数ヶ月の看病疲れや、心労を考えると、何かしてあげなければ、と思い、ペット専門の葬儀社を、タウンページで、探しました。

今、便利なことに24時間対応のところが、多くありました。

遺骨を持ち帰るのと、帰らないのと、料金が大きくかわりました。

母達は、遺骨は別にいらないということ、でしたので、遺体の引き取り、火葬で、業者に予約依頼をしました。

亡くなったら、時間を問わず、電話をすれば、すぐに、30分以内には、遺体の引き取りに伺うという、流れでした。

愛猫は、朝方、旅立っていきました。

すぐ、葬儀会社へ電話しました。

早朝でしたが、ほんとうに、30分位で、きていただきました。

母達曰く、葬儀社の方がとても、印象の良い対応をして、いただいたということです。

こういう時の、葬儀社の方の言葉に、救われたと言っていました。


 後悔していること、これは、わかれるのですが、やはり、こんなに、苦しませるのではなく、安楽死をさせてあげる、べきだったということです。

愛猫も看病する側も苦しみすぎて、しまった為です。


 みているかたへアドバイス
     猫は、猫特有の病気があります。

その中で、猫白血病、と猫エイズがあります。

両方とも、ワクチンがありますので、感染する前に、絶対、ワクチンをしてあげてください。

そうしないと、もし、発病してしまいましたら、猫も飼い主も、苦しいおもいをします。

経済面でも、いろいろな面で、大変な思いをしますので。

30歳男愛猫を訪問ペット葬儀会社にて火葬 死を前向きに

北海道在住の愛猫家です。

2019年3月に亡くなった猫を含めると、7匹を我が家に迎え入れました。

それぞれ飼育した期間は違います。

猫は私にとって身近な存在で、さかのぼれば幼稚園のころからずっと家にいました。

25年ほど猫と暮らしていたことになります。

現在、私は両親と三人で暮らしており、姉二人は結婚して離れた場所に住み、また90歳を超えた祖母は老人ホームにいます。

その猫が我が家に住むこととなったのは、12年前です。

2番目の姉が仕事の都合上遠方に行く際に、当時姉が飼っていた猫を迎えました。

その時点で猫は2歳でした。

アビシニアンとミックスとの混血で、鳴き声がアビシニアンの特徴ともいえる「鈴を転がしたように」コロコロと鳴き、よく芸をし覚える猫でした。

その猫のおばあさんは20歳を超える長寿だったので、家族全員は飼い始めた当初から「遺伝的なことを考えると相当長生きするだろう」と高をくくっていたのですが、そうはいきませんでした。

どんどんと腰が引けたように歩くようになったのです。

様子を見ていてどう考えても状態がいつもとは違ってきていたので、動物病院に連れて行きました。

そうすると見つかった時には手遅れといわれるような、ガンにかかっていたのです。

その状態になる二週間前までいつも通りご飯は食べていましたし、食器棚の上に登って家族を見下ろしていました。

ですがみるみるうちに、腹部が引っ込み歩くこともままならなくなっていきました。

動物病院のお医者さんに「延命治療をすることもできるけど、どのみち長くは持ちませんよ」と言われましたが延命治療をしてもらいました。

ですが治療後4日で同じように歩けなくなり、また弱っていきました。

その時ずっと猫は苦しそうで、次第にもがくようになっていったのでせめて楽になってほしいと延命治療をやめ看取ることにしました。

動けなくなっていく猫を見ていた私はどこか冷めていたというか、今思えば「死」というものから逃げていたのかもしれません。

人間ってなんて勝手なんだろう、自分の都合で生き物を飼いまるで死ぬということさえもコントロールしている、そのようなことばかり考えていました。

そして死の日は訪れます。

両親は祖母の様子をみに老人ホームへ行っていたので、私一人で看取ることとなりました。

必死に立ち上がり、歩こうとしてそれでも無理でゼーゼーと呼吸しはじめました。

ずっと撫ぜて、撫ぜていましたが涙は溜まる一方で流れはしませんでした。

今まで飼った猫たちはみんな外へ出て帰らなくなり、死ぬということそのものに直面せずに大切な存在を失いました。

ですが今度は絶対に避けられない死への直面であり、きれいごとでは済まされないものごととの対峙で、愛猫の死をむかえなければなりませんでした。

そうして痛みにもがき、最期に二度、鳴き声にならないような鳴き声を出して呼吸をやめました。

その後ペットの訪問火葬をしてくれる会社をインターネットで探して、来てもらうことになりました。

実際死の瞬間に立ち会った時よりも、自分の口から「猫が死んでしまった」と言うことのほうが辛く、死を認めなくてはならないので家族や葬儀会社に電話をする時が非常に辛かったです。

火葬するまえ身体はすっかり固まっていました。

一緒に遊んだねこじゃらしを棺に入れましたが当然反応はあるはずもなかったです。

ペットロスという言葉がありますが、正直そんなことあるはずないと思っていました。

ですがここにはありました。

ガンが全身に転移していたため、火葬時間は長かったと葬儀会社の人は言っていました。

それがなお苦しめていたと思うと辛かったです。

12年の歳月があったのでこの猫との間に後悔はありません。

ですが自分自身のなかに後悔はあります。

それは一か月程経ったあと、ペットショップの猫を買おうと思ったことです。

今まで飼った猫はみな流れものでした。

命に値段はつけられるはずはないのに、ましてや必ず必要としてくれる存在のある血統書のついた猫を買おうとしたことが私の悔いる点でしょう。

アドバイスがあるとしたら、また何かしら愛情を注げられる動物を飼ってほしい。

現在我が家では身寄りのなくなり保護された、いわゆる保護猫二匹と生活しています。

大切に育てた一匹の猫が亡くなったために、二匹の猫の命が助かった。

私はそう思います。

人間はペットの生き死にをコントロール出来るのかもしれない。

ですがそれゆえに命の重さを責任を持って考えて、大切にしなければなりません。

それは命を預けられた身なのかもしれません。

また、一度愛情を注げた人ならきっと別の存在も大切にできるはずです。

そう思うことによって、助けられる命があるなら別の猫を飼うことに罪悪感を感じる必要はないと思います。

私の祖母は今でも口癖のように「猫は元気か?」と言います。

祖母の言う「猫」はもう亡くなった猫のことです。

祖母はその14歳だった猫と命の期限について、冗談交じりでしたがライバル視していました。

ライバルがいなくなれば、きっと祖母も落ち込むはずです。

祖母の中ではあの猫はまだ、元気に走り回っているでしょう。

そして私は命を繋いでくれる歴代の猫に感謝したいです。

44歳女性 愛猫を動物霊園で見送っていただき愛猫に感謝の気持ちです

私は今まで、5匹の猫や1匹の犬を見送ってきました。


いつも送り出すときは、寂しい気持ちでいっぱいですが、それ以上に多くの物をペットは与えてくれました。


現在も、2匹の猫と1匹の犬を飼っています。


今年、ビビちんが突然なくなりました。

ビビちんは、今飼っている2匹の猫の子供になります。


ビビちんは、とっても臆病で、でも人懐っこく、ご飯が終わるといつも撫でてと頭をすり寄せてきました。

もともと、腎臓が悪く、一時は死の淵を彷徨うくらい弱っていましたが、食事療法により、みるみる体重も増え、最近では、病気だってこと忘れるくらい元気になっていました。


そんな日はある日突然、やってきました。


前日までいつも通りご飯をたくさん食べていたのに、今日はご飯にも来なくなって、部屋の隅の方で丸くうずくまっていました。


翌日、病院に連れて行き、先生に見ていただきましたが、原因は分からず、そのまま入院することになりました。


先生からは今夜がヤマだと思うと言われ、懸命に生きようとしているビビちん。

「頑張れビビちん」
翌日、病院から連絡があり、ビビちんはお星様になりました。

7歳でした。

早すぎる死と、無力な自分に涙が止まりませんでした。

なんでもっと異変に早く気づいてあげられなかったのだろう。


ダンボールにビビちんを入れ、家に連れて帰りました。


玄関で、3匹の家族が待っていて、犬のらんまるは、ビビちんが帰ってきたと思ってたようで、嬉しそうに出迎えていました。


でも動かないビビちんを見て不思議そうな表情をしていました。


動かなくなったビビちんの最後のお別れに、動物霊園に連れて行きました。


私が利用した動物霊園は、きちんと葬儀場があり、お花も用意されていて、簡単ではありますが、儀式的なこともしてくれます。


「今まで一緒に過ごしてくれてありがとう」
「今まで楽しい思い出をたくさんありがとう」
このように形にしたことで、感謝の気持ちで見送ることができました。


死んでしまったペットのお見送り方法はいろいろありますが、自治体では、専門業者を案内しています。

2度ほど利用したことがありますが、家の前で引き渡し、そのままどうなったのか分からないこともあって、ちゃんとお別れができなかった気持ちが残ってしまいました。

できるなら最後まできちんとお見送りしたい気持ちがあり、私は、最後のお別れに動物霊園を選びました。

病院で紹介していただいた動物霊園は、共同での埋葬になりますが、再び訪れた時は、きちんとお参りする場所もあり、定期的にお坊さんがお経をあげて祀ってくれます。

また、お墓を作りたい方には、お墓も作ることができます。

費用は、専門業者にお願いするよりも、少し高いですが、気持ちの整理もつきますし、今まで一緒に過ごしてきた大切な家族をお見送りするには、動物霊園をお勧めいたします。

ペットの火葬もできるお寺にいって満足した

約16年間家族の一員であった猫を病気で亡くしてしまい火葬してもらいました。

初めは市の焼き場で火葬してもらおうかと思っていたんですが、決めかねていたところ母からペットの火葬もできるお寺を紹介してもらったのです。

自宅から車で30分以上かかる場所だったけど、市の焼き場に行くよりもそちらの方がしっかり供養してもらえるためお願いしました。



費用は全て込みで3万円。

事前に費用は聞いていてその金額に納得して利用しました。

ペット専用の骨壺がありとても美しい入れ物に骨壺を入れてくれます。

人間のそれと比べても何一つ見劣りしません。

火葬する前は住職がお経をあげてくれました。

時間にして15分くらいだったと思いますが充分な供養になったと感じましたよ。

住職はもちろん正装でとても厳かな雰囲気。

それまで張り詰めていた心の糸がふわっと緩んで涙が止りませんでした。



同行したのはわたしの娘とわたしの母です。

みんなその子のことが大好きだったのです。

大好きな人たちに見守られながら天国へ旅立ち幸せだったと思います。

猫特有の腎臓が悪くなる病気で亡くなったため最後は尿が出なくなりとても苦しい状態でした。

そのような思いをさせてしまって情けない思いでいっぱいでしたから、最後の最後くらい悔いが残らないようにしたかったのです。



3万円という金額が高いのか安いのかは分かりません。

でもわたしは納得しました。

現在その子の骨壺は自宅にあります。

お寺に預ける方法と自宅へ持って帰る方法が選べわたしは連れて帰りたいと思いました。

骨壺を保管する部屋を見せてもらうと本当にきれいな部屋で、ここに置いたら友達がたくさんできて寂しくないかも・・・と思いましたが、16年間も一緒に生活した子をここに置いて帰って良いのだろうか・・・と。



しばらく考えましたが火葬したその日に骨壺を持って帰りました。

その子の骨壺はリビングの1番良い場所に置いてあります。

毎日声をかけお水をあげています。

28歳女 愛猫を馴染みの動物霊園で 心の整理が出来た

出会いは私が高校生の頃。


駅の駐輪場へ歩いていると、うずくまっている女性がいました。


具合が悪いのかと思い「大丈夫ですか?」と声をかけると、女性の膝の上には猫がいました。


「動けなくなっちゃって」と笑う女性に肩の力が抜け、2人でどうしようかと話し合いました。


結果、親とも話し合いとりあえず私の家で保護をし、里親を探そうという話にまとまりました。


里親はすぐに見つかりました。

私です(笑)

お世辞にも可愛いと言えない風貌をしていた彼ですが、それは栄養失調やストレスが原因だったようで
ガリガリだった身体もすぐにふくふくに、吊り上がった目もまんまるに変化しました。


私は彼が大好きでした。

猫と虫が大嫌いで、でも人間は大好きだった彼が、大好きでした。



彼が我が家へ来てから11年目の秋の事でした。


今日は残業がなくてよかったな、なんて思いながらスマホを見ると、母から電話がたくさん、メールが1通届いていました。


彼が亡くなった知らせでした。


会社の前で突然、世界が終わったように目の前が真っ暗になりました。


嘘だ、まさか、そんな思いで帰宅すると、いつもの寝床で彼が横になっていました。



私はあまり、人前で泣きません。

家族の前でもそうです。


ペットを亡くしたのは今回が初めてではありません。


しかし、彼は私の猫でした。

はじめて、私が責任を持つ猫でした。



声を上げて泣きました。


何故かこの子だけは死なないなんて馬鹿なことを本気で信じていました。



当時、仕事が忙しく、あまり遊んであげることが出来ませんでした。


彼に掛けた最後の言葉は「行ってくるね」でした。


私が彼に、最後に「大好きだよ」と言葉にしたのはいつだったでしょうか。



いつだってそばにいることが当たり前だったので写真もあまり撮っていませんでした。


写真も、動画も、なんだって記録として取っておけばよかったと今でも後悔しています。



我が家へ来てくれた動物たちは皆、動物霊園でお葬式をします。


彼も、翌日の早朝に予約を入れ、お葬式を上げました。



「この子がいた日常を懐かしんでください。

ああ、この子がうちに来てくれてよかったなあと、思い出してあげてください。


この子が来てくれたおかげで、私たちは幸せな毎日を過ごすことが出来た。

ありがとう、と、感謝してあげてください」
そう、お坊さんはおっしゃいました。


悲しんでばかりだった私は、彼への感謝を忘れてしまっていたのです。


その言葉のおかげで、少しだけ目の前が明るくなりました。



いなくなって初めて分かることがあります。


どんな些細な事だって、「ああしてあげればよかった」と後悔するものです。

それは仕方のない事だと思います。


ですがこれだけは常に伝えてあげてください。


「君のことが大好きだよ」って、撫でながら言ってあげてください。


それできっと、ひとつだけですが後悔が減ります。


動物に対してでも、言葉ってきっと大切なんです。

「ちゃんと送ってあげた」という気持ちは後々、悲しみを癒す原動力にもなると思いました

ペットのお葬式をやる以前は「例ペットのお葬式は簡素なものなんだろうな」と思っていましたが、実際に愛猫のお葬式をやってみると本格的で、人間とあまり変わらなかったので驚きました。



もしペットのお葬式をやったことがなく、どんな流れなのか雰囲気なのかが分からない方は人間のお葬式を思い浮かべてもらえると分かりやすいと思います。



また、こちらに手間や負担がかからないように霊園内で納骨から供養までやってもらえます。


料金は5万もかからなかったです。



肝心のお葬式では祭壇に愛猫の写真をかざってもらい、お坊さんがちゃんとお経をあげてくれました。


祭壇には写真の他にも生前好きだったオモチャやエサも置きました。


最後に棺にもそれらのものを入れ、お花を入れてあげました。



「ごく身内だけの葬儀にしよう」と家族で決めていたので、参列者は家族の他にはいません。


思い出を振り返りながら家族だけで別れをしっかりと行いたかったからです。


無理して他の人を呼ぶ必要は全くないと思いました。



ペットのお葬式を無事終えて思ったことは「ちゃんとやってあげて良かった」ということです。


最初はペットのお葬式はどこに頼んでどんな内容なのかが分からなかったので戸惑いましたが、対応してくれた全ての人たちが悲しみに寄り添うような姿勢だったので救われました。



そして「ちゃんと送ってあげた」という気持ちは後々、悲しみを癒す原動力にもなると思いました。



一連のペットのお葬式を経験してみて葬式業者を選ぶ時にひとつ注意したほうが良いと思うことがありました。



葬式業者にも色々なタイプがあって、火葬から葬儀まで同じ場所で行えるところもあれば、わざわざ火葬で移動をしいられるところもあります。



負担を減らしたいと考えるならば1つの場所で全てを行える業者を選ぶと良いと思いました。


飼い主の希望によって葬式のスタイルが変わってくるので業者選びは自分に合ったものをしっかり選ぶ必要があると思います。

骨壺の上に被せるカバーが数種類あり、好きな物を選ばせて貰えました

10歳だったメスの雑種猫が入院先の動物病院で亡くなり、病院にご紹介頂いた葬儀屋さんにお願いしました。



費用は葬儀、火葬で約2.5万円程だったと記憶しています。



葬儀前日は友人が来てくれました。



当日は主人が仕事で外せず、私一人で葬儀から火葬まで済ませました。



家まで葬儀場の担当の方が迎えに来てくれ、葬儀場まで送って下さいました。



大きなお寺に併設された一角に、動物供養専門の場所がありました。


うちの猫をきちんと祭壇に上げ、お坊さんが「可愛いお子様ですね」とお声掛けくださり、それからお経を上げてくださいました。


その後、一年間継続して供養をして頂く様お願いしました。


その代金が+3000円程だったと思います。



葬儀の後、火葬を行う為お寺から約1時間程離れた火葬場へ移動しました。


火葬が終わるまで1時間以上時間がかかる事等、しっかり説明を受けました。


骨壺の上に被せるカバーが数種類あり、好きな物を選ばせて貰えました。


女の子なので可愛らしいピンクにしました。


火葬炉は全て個別になっており、小さな建物が複数ありました。


火葬前にはしっかりとお別れの時間を取ってくれました。


火葬の間は、綺麗な待合室で待機していました。


動物用のお墓などのパンフレットが置いてありました。



火葬が終わり、自分でお骨を骨壺に入れ、先だって自分で選んだピンクのカバーに骨壺を包んで頂きました。



火葬が終わった後、最寄りの地下鉄駅まで送って頂けましたので、お骨を持って帰宅しました。



◇はじめの印象と変わった点は?
動物の葬儀なので、担当の方も簡単に事務的に済ませてしまうのでは、と危惧していましたが、供養から火葬まで終始気を使ってくださり、終始丁寧に対応して頂けました。



◇ペットの葬式をする前と後とで、心境の変化などはありましたか?
自己満足に過ぎないと思いますが、ちゃんと送ってあげられたという安心感はあります。



葬儀とは別件ですが、ピルケース状のペンダントを買い、小さなお骨を入れて保管しています。



◇火葬場や葬式業者を選ぶさいに注意したほうがいいと思う点はありますか。



火葬のみ、車で出来るような簡素なペット葬儀が主流と聞いた事もありますが、お経を上げて頂き、きちんとした葬儀を経て設備の整った火葬場で送ってあげられたのは、結果的に良かったと思っています。


満足しています。



我が家は病院で紹介して頂いたところが、ちょうど良かったと思っています。

28歳男、猫の葬儀を移動葬儀業者にお願いし、とても助かりました!

猫の移動葬儀会社さんに葬儀をお願いした時の体験を書かせて頂きます。

以前、オスの猫を飼っていました。

出会いのきっかけはfacebookの里親募集です。

獣医師の知り合いがおり、その獣医師が務める動物病院のタイムラインで、その猫の里親募集を見てお迎えすることにしました。

投稿では貧血、脱水、猫エイズ陽性とのことだったため、きちんと飼えば問題なく回復すると思い引き取ることにしました。

飼い始めてすぐにふらついて動かなくなってしまい、動物病院で診察したところ糖尿病、肝臓の数値が異常値とのことでかなり体調が悪いことが判明しました。

その後、インスリン投与や肝臓の薬を毎日飲ませるなど治療を続け、一年半ほど一緒に生活をしていました。

その後、問題なく生活していたのですが、ある時、急にご飯を食べなくなってしまいました。

それから一週間ほど経ったくらいに仕事から帰宅すると倒れて亡くなっていました。

亡くなっているところを見た時は悲しみというより動揺と混乱でどうすればよいか分からず、とりあえず保冷剤で冷やすくらいしかできなかったのですが、徐々に落ち着いてきた頃、葬儀について考え始めました。

急な出来事だったため、悲しみと翌日の仕事を休めるかなど、不安で分からないことだらけだったのですが、インターネットで調べたところ24時間対応のペット葬儀業者があるという記載を見つけました。

トラックに焼却炉を積んでおり、深夜でも自宅近くまでかけつけてくれるとのことで、電話をかけたところ1時間ほどで自宅近くまで来てくれました。

その後、トータル2時間ほどで葬儀、焼却が済み、きちんとした骨壷に骨を入れて自宅に持ち帰ることができました。

亡くなった当日の夜に葬儀を終わらせることができたからこそ、翌日には悲しい気持ちを引きずらずに仕事に向かうことができた気がします。

まだ愛犬、愛猫と一緒に暮らしている方には、亡くなった時に後悔しないよう、事前に葬儀のことも考えておくことをお勧め致します。

また、愛する家族を最期まで最良の方法で治療してあげられるよう、ペット保険に加入するなど、経済的な備えをすることも大切だと思いました。

25歳女 愛猫をペット火葬場でお葬式して号泣

我が家には昔から猫がいました。

田舎で捨て猫が多く、姉がよく猫を拾ってくるのです。

私は猫がいるのが当たり前の環境で育ってきました。

たくさんの捨て猫を拾っては看病してきたので、自然と別れも多くなり、残念ながら死んでしまった猫は、田舎特有の広い庭に穴を掘って埋めてやっていました。

しかし、同時に飼っていた大型犬が死んだ時にはさすがに穴を掘るのもしんどく、それがきっかけで動物の火葬場があることを知りました。

葬式を行なったのは三毛のメス猫で、まだたった4歳でした。

昨日まで、元気に庭の木に登っていたのに。

仕事中に家族からのメールで、出かける際に自動車で轢いてしまったらしい、気づかず出かけて帰ってきたらもう冷たくなっていたと。

まさに、血の気が失せるとはことのことでした。

そのあとは仕事にも身が入らず、急いで帰宅し、庭に横たわったままの猫を見つけて号泣しました。

轢かれる瞬間は怖かったろう、痛かったろうと思うといたたまれず、ずっとそのことを考えていました。

しかし夏場だったので置いておくこともできず、すぐに火葬場に電話をかけましたが、やはり泣いてしまいうまく話すことができません。

火葬場の担当者は、淡々とした受け答えでしたが、逆にそれがありがたいように感じました。

翌日、仕事は半休を取って、葬儀を行いました。

もちろん人間のような華やかな葬儀ではなく、簡単な手続きをしたのち火葬場に横たえて最後のお別れ、という簡素なものでしたが、小さな花を手向けてくださり、わたしの心はそれだけで少し救われるようでした。

火葬が終わり、骨になってしまった愛猫を見て、小さいな、と思いました。

尻尾から順番に骨壷に収めていき、最後に喉仏を入れましたが、骨が本当に小さかったので、拾いきれないものを残して帰るのが忍びなく、出来るだけ全ての骨を拾いたいと思い、ずいぶん長いこと骨上げをしていました。

このことがあってから、やはり猫の外飼いは絶対にやめるべきだと痛感しました。

まさか家族の車で猫が轢かれてしまうなんて、思っても見なかったのですが、そういう可能性もあることが分かり、それ以来、猫は完全室内飼いにしております。

それがせめて、亡くなった猫に対する懺悔になると思います。

骨壷はお寺に収めることはせず、ずっと自宅に置いています。

猫に限らず、愛したペットが死んでしまうことはとても可哀想で悲しいことですが、生きている者に何かできるとしたら、それは生きている者に対してのみです。

私は、亡くなった猫の骨壷の前にお供え物をいつも置いていますが、死んだ後は食べられないもんな…と、むなしくなることがよくあります。

ですが、今回の出来事で、我が家の猫を完全室内飼いにするという決心ができました。

教訓と呼ぶにはあまりに身勝手ですが、死んでしまったペットとの思い出や嬉しかったこと、学んだことを、ほかの生きている動物たちに還元してやることが大切だと思います。

37歳女性猫移動式の車で近所でお葬式、悪くはなかったです

はじめまして。

4月の頭に長年可愛がっていた、猫を亡くしました。

享年20歳でした。

今までも、猫は飼っていたので、はじめてではありません。

それでも、私自身で選んだ子です。

涙か止まりませんでした。

昨年の5月頃に発作を起こしてから、だんだんと悪くなってきていました。

目が見えなくなり、高血圧のためか、夜泣くようになったり、介護をしていました。

唯一楽だったのは、自分で必ずトイレに行ってくれたことです。

はみ出て周りに失敗することはありましたが、おおむね自分でしていました。

今年の3月くらいから、食べるご飯の量が減り、もうそろそろかと思ってはいました。

見た目は本当に毛づやもよく、ヨボヨボでも骨はしっかりとしていて、まだ元気に過ごしてくれるかなと期待示したが、最後の日はやって来るのです。

葬式はなくなった翌日探しました。

ネットでできるだけすぐ対応してくれるところを探しました。

見つけたところは車に焼却炉を積んで来るとのことてした。

どこで焼くのだろうかと思案していました。

到着は30分も早く、最後にゆっくり一緒にいようと思っていた時間をなくしました。

少し不快に思いつつも、来ていただいたので、そのまま準備へはいりました。

玄関先で、遺体を箱へ入れて、車にのせます。

担当の方は、思い出話や様子を聞いてくださり、優しい印象の方でした。

ただ、私はもう話を始めたら、号泣してしまいそうで、話をすることはできませんでした。

どこで焼くのか伺ったところ、近くの学校と公園の間でやるとの返事でした。

丁度桜が咲き乱れ、お花見してお昼を食べている工場現場の方など近くにいましたが、少し離れてここでやると言うので、お願いしました。

 焼いている間は、桜を見ながら待ちました。

45分位でした。

あければ、あるのは骨です。

あの毛づやはもうありません。

しっぽの先の毛だけでもとって置けばよかったと思いました。

しっかりとした体を支えていた骨はしっかりとしていて、もっと気をつけてあげれば、もう少し長生きしたのだろうかと考えたりしました。

20年も一緒に過ごした子はこの子が初めてです。

思い出せば、涙しかありません。

悲しいけど、私の家族として幸せだったことを祈るばかりです。

長い間、ありがとう。

50歳、女性、近くのペット用葬儀場でお葬式をしました

初めまして、主人と子供2人、義母の5人家族に今回亡くなった猫が居ました。

13年の生涯です。

猫との出逢いですが、主人の仕事場に来たお客様から、車の運転をしている間にずっと猫の声が聞こえるので、探してほしいと言われ、探したところ、タイヤが付いている付近に小さい子猫が居たとの事で、走っている間もそこにいたと思うとびっくりしたと言っていました。

その人は飼えなかったので、自分が仕事場で飼うことにしてあずかったのが始まりです。

その頃はまだ義母とは同居しておらず、マンション暮らしだったため、うちでは飼えなかったので、仕事場がメインでしたが、結局、それからしばらくしてマンションで内緒で飼うことに。

その時はまだ小学生だった子供と遊ぶのが好きだった猫。

順調に病気もせずに暮らしていました。

その後子供が高校生になる頃に義母と同居することになり、主人の実家に引越ししました。

マンションから一軒家になり、広くなったから嬉しかったみたいです。

2階にいく階段を嬉しそうにドタバタ登り降りする姿を思いだします。

義母が窓を開けっ放しにするので、脱走も何回かしました。

戻るまでいつも1時間くらい。

心配しましたね。

最初病気をしたのは10歳の時に。

勤労感謝の日です。

下痢のうんちを珍しくトイレの外で漏らしてしまって、あれっと思ったら痙攣が止まらなくなりました。

びっくりして病院に行くと祭日のためやっていなかったので、市外の病院に高速道路をつかって車で行きました。

血糖値が下がっているとのことで、点滴をしたら痙攣は治りましたが精密検査をしたら、細胞腫が内臓にできているとわかりました。

手術をして細胞検査をしたら、脂肪細胞腫とわかりました。

寿命は短いと言われました。

脾臓を全摘出した方がいいということでもう一回お腹を切りました。

かわいそうでした。

でも猫は頑張りました。

先生が、もしものために胃チューブをつけてくれて、食事が取れなかった時にも助かりました。

胃チューブを外して1年後に、いつも勢いよくのぼっていた2階への階段が登れなくなって来ました。

最初は年とったからだと思いましたが、その後、急に吐きが止まらなくなって、脱水症状になってしまったので、近くの病院にいきました。

心臓の状態が非常に悪い。

階段が登れなくなったのは心臓が弱ってきて、血流が足先に行きずらくなったためだと知りました。

1週間もたない、寿命ですねと言われました。

もう手術など延命治療はかわいそうなので、軽減する点滴と、心臓の薬での処置にしました。

それで1ヶ月生きました。

最後は朝、主人が病院に点滴をしてもらうために行く時に膝の上で亡くなりました。

猫はとにかく主人が好きでいつもそばにいたので、主人のいるところで見とれたらいいなと思っていたので、それだけはホントに良かったと思いました。

亡くなるまで徐々に弱って行く中での世話も充分にやり切りました。

主人が病院に聞いて、ペットの葬式場を紹介してもらいました。

義母が庭には埋めないでほしい、市役所で焼いてもらったら、などと言っていましたが、やはり子供のように接してきたので、お金をかけてでもちゃんとしてあげたいと思っていました。

以前から葬式場にしようと決めていました。

人間の葬式の様に、葬儀場の人が最初に丁寧に説明してくださって、ちゃんと焼いて骨つぼに入れていただきました。

骨つぼには、のど仏だけが入っています。

その他の骨は葬儀場からお寺に行き供養してもらう形になりました。

後悔は、猫の身体の異常のサインを読み取れず、いつも症状が現れてから病院に行っていた事です。

早く読み取れていたら助かったかなとも思っています。

ただ、葬儀をしたことで最後もしっかりとけじめがつきました。

亡くなって2年ですが、まだ昨日の事の様です。

26歳男性、お寺で愛猫を葬式し、ほんの少し気持ちに区切りがついた

26歳、IT会社に勤めている男性です。

動物が好きで、実家では今現在もキジトラの猫を2匹飼っています。

この猫たちの前に飼っていた白キジのお話です。

名前はきらと名づけられました。

ある日、私が仕事から帰ってくると白キジの子猫が家の居間にいました。

母と姉が道路の真ん中で震えていたのを保護してきたという経緯らしいです。

かなり怖い思いを経験したようで、鳴きすぎたせいで声が出ない状態でした。

相変わらず震えてもいました。

春先4月の出来事でした。

ですが順調に育っていき、声もきちんと取戻し、我が家に馴染んでいきました。

オスなのに声の高い美男子の可愛い猫でした。

布団に入ってきて、一緒に寝るのが好きな子でした。

大きな悪さもせず、優秀な子でもありました。

家猫として育てていました。

季節は流れて、翌年の2月になりました。

私は知り合いのところへ行くため夜行バスに乗る日。

いつもの様に可愛がり、珍しく私の膝の上に乗って鳴いていたのを覚えています。

いつもはあまり触らせてくれないのに妙に触らせてくれるきらくんでした。

バスの搭乗時刻のため、私は家を出て無事にバスに乗り発車しました。

そこから2時間後にサービスエリアに休憩で止まった時のことです。

ラインを開くと、母が玄関のドアを開けた瞬間猫が飛び出してしまい、家の前で車に轢かれ死んでしまった旨が姉より届いていました。

急いでバスの運転手さんに説明し、そこで下してもらい、友人に迎えを頼みました。

帰ると変わり果てた愛猫の姿がありました。

もう見ていられませんでした。

だって先ほど、ほんの数時間前まではあんなに膝の上でゴロゴロ喉を鳴らしていたんですよ。

信じられませんでした。

葬儀は翌日にお寺でしていただきました。

ペットの供養もしてくださるお寺でした。

心情としましては、もう何も考えられないくらい悲しくて、何故か悔しくて。

自分がその日バスに乗らなければ、何か違ったのではないか。

私の後を追って外に飛び出してしまったのではないか。

このような気持ちから後悔の念が押し寄せていたんだと思います。

我が家に来なかったらもっと生きられたかな、幸せになれたのかなと。

悔やんでも悔やみきれませんでした。

そしてきらくんが大好きだったおやつやタオル、おもちゃを入れて火葬していただきました。

住職さんがすべて丁寧に滞りなく行ってくれました。

愛猫だったはずの昇っていく煙を見て、悲しいけれどほんの少しだけ気が楽になりました。

骨を持ち帰らせていただいて、仏壇に置いています。

数年経ち、ようやっと写真を直視出来るようになりました。

あの時きちんと葬儀を行っていなければ、気持ちの整理がつかなかったと今では思います。

見ている方にアドバイスになるとは思いませんが、葬儀は悲しくてもしてあげてください。

ちゃんと空に昇っていけるように。

いつか自分も同じ場所に昇っていく時が来ます。

その時に再会出来るように。

思いを込めて、執り行ってあげてください。

後から考えるとひとつの区切りにもなります。

同じ悲しみを経験されてしまった方に私の思いが届いてくれることを祈ります。

35歳男性、自宅葬儀、安心感のある葬儀屋さんで満足でした

私は兼業主婦の雷人と申します。

2016年の1月に愛猫「王子」君を亡くし、ペット葬儀を行いました。

王子君との出会いは突然でした。

2008年に妻と結婚し、翌年出勤中の私に妻から突然電話が掛かって来たのです。

「保護された野良猫が居るのだけれど、貰い手が居なくて可哀想。

飼ってもいい?」正直悩みましたが妻の猫好きは知っていましたし、大家さんにも相談してペット不可の戸建て賃貸だったのですが飼ってもいいと許可までもらっていたので飼うことに決めました。

「王子」君と命名したのは妻で、自分の王子様ということでした。

仕事から帰ると、生後2ヶ月程の愛くるしい子猫が我が家の一員になっていました。

雑種で、グレーの毛並み、片手に乗るほど小さい子猫に一瞬で心を奪われたことを今でもよく覚えています。

猫というのは気まぐれで自分が好きな時にしか寄って来ないイメージでしたが、王子君は甘えん坊でいつも傍に来るし、常に体の一部を私に預けているような可愛い猫でした。

月日は流れ、忘れもしない2016年の年明け。

私は高熱を出してしまい、3日間寝込んでしまいました。

妻は百貨店勤務で初売りで大忙しのため家事育児は私が這うように子供達と王子君の食事の用意をしていたのです。

自分が苦しくて王子君の様子の変化に気付くことが出来なかったのですが、今思えばこの時膀胱炎になってしまっていたのです。

そして私の熱が下がり、王子君の顔がいつもと違うと気付いた時には腎不全になってしまっていたのです。

それから数日近所の動物病院へ通い、排尿と抗生物質の注射を打って貰いましたが、入院になったその日心臓が止まった連絡が入ったのです。

王子君の遺体を引き取り、哀しみで押し潰されそうになりましたが、遺体の腐敗が進む前に王子君を天国に送り届けなければと至急ペット葬儀屋を探したのです。

見つけた葬儀屋さんはとても落ち着いた雰囲気の優しい感じのする方でした。

流れはペットを家まで迎えに来てくれて、移動式の火葬車で近隣の迷惑にならないような河原まで行き、火葬を行い骨壷に納めてペット用の仏壇をセットしてくれるといった感じでした。

私が熱を出さなければ、帰宅後疲れてすぐに布団に入る妻に一言王子君の様子を見るようにお願い出来ていれば、もしかして今も元気にいてくれたかもしれないと考えると当時のことが悔やまれてなりません。

意外とペット用の葬儀屋さんが多いことに驚きました。

中には悪質な業者もいると口コミもありましたので、火葬を行なう場所まで同行でき、流れ一連を見せてくれる業者さんを選ぶと安心かもしれません。

この記事を読む方がペット葬儀屋さんを探すのが遠い未来であることを祈ります。

57歳 女 ペットを大切に思う人へ ペット霊堂 ホッとしました

私は、猫を飼い始めて14年の主婦です。

2019年4月、猫のお葬式をあげました。

その猫は「健康」な暮らしを送って欲しいと思い、「健康」の「康」からとって、「コウ」ちゃんといいます。

コウちゃんとの出会いは、去年の夏、私が、最重度障害の長男と公園を散歩をしていて、ベンチで休憩を取っていたところ、べンチの下にコウちゃんがいました。

背中の体毛が抜け落ちていて、蟻まみれになっていました。

持っていたおやつをあげたところ、食べます。

我が家にはもう二匹の猫が飼われていたので、配偶者にコウちゃんを連れて行って、なんと言われるかとても心配でしたが、コウちゃんの今後もとても心配でしたので、思い切って連れて帰ることにしました。

案の定、配偶者からは、「捨てて来い。

」と言われましたが、コウちゃんに引っ越した長女の部屋にいてもらうことができました。

私に時間があった2日後に動物病院に連れて行きました。

コウちゃんは猫エイズと猫白血病のダブルキャリアでした。

とても暗い気持ちになりましたが、とにかく、この冬は越せてあげられるようにと飼い始めました。

動物病院は治療費がかかります。

インターフェロン、抗生物質、皮下輸液と毎週のように私には高額な治療費が必要です。

その治療費のために、バイト先をより時給をいただける会社に転職しようとしたり、新しく働き口を見つけ、ダブルワークをしました。

ですが、私は、転職活動やダブルワークに時間をとられ、コウちゃんの体調がとても悪化していたことに気がつきませんでした。

本当に酷い飼い主です。

今年の1月、2月と動物病院に通うことをせず、2ヶ月で1キログラム体重が減っていました。

その後、体調は加速度的に悪化をたどり、インターフェロン、抗生物質、皮下輸液、ステロイドなど、毎日から5日おきに動物病院に通いました。

その間、食欲が落ち、それには強制給餌、目が見えていない様子には目薬、体が不自由になって座ることもできなくなって、水分もシリンジで与えていました。

MRIをとっていないので確かにはわかりませんが、脳腫瘍の疑いということでした。

末期には私がバイトをしている間に癲癇発作を起こし、吐血していました。

その時は、コウちゃんが心配なので、いつもよりは早く帰宅しましたので、なんとか一命をとりとめました。

しかし、癲癇発作はその後も容赦なくコウちゃんを襲いました。

その時は、動物病院で皮下輸液をしていただき、癲癇発作の内服薬と輸液を処方していただき、体温が落ちているので暖めてあげるようにご指導を受け、帰宅後、もうお昼だからと強制給餌をしている時でした。

コウちゃんはいつもよりもスムーズに給餌を受け入れてくれるな、また、給餌をされながら、何かお母さんのおっぱいを飲んでいるかのような甘えた声を出しているな、と思い、私はほっこりしていました。

給餌が終わり、最後、お水を飲ませたところで、いきなり、お水を大きな口をあけて吐き出し、そのままコウちゃんから力が抜けていきました。

すぐに、動物病院に連れて行きましたが、死亡宣告をうけました。

ペットの火葬は、前回と同じところに連絡を取りました。

私は、コウちゃんの体を冷やすのが嫌で、なるべく早く火葬をしていただきたかったので、無理を言って、翌日に火葬をしていただけました。

立会い葬といって、個別に読経をしていただけて、収骨も個別にできるコースを選びました。

バイトと収骨の時間が重なってしまったので、収骨は4日後に伸ばしていただけました。

立会い葬は3万5千円でしたが、2回目ということで、3万円でよいということで3万円を支払いました。

最重度障害の長男の面倒をみながら、1日4回、1回1時間の強制給餌や皮下輸液は大変な日々でしたが、そこで大変と思ってしまう人格であるところが、神様がコウちゃんを連れて行ってしまった所以かもしれないと、コウちゃんに申し訳なさがつきることはありません。

力不足で救いようの無い飼い主です。

27歳男 愛猫をお寺で葬式してもらい、気持ちに区切りがつきました

私は、今の妻がまだ彼女だったとき、結婚を前提に同棲をするという形で一緒に住み始めました。

二人で住める物件を探したのですが、なかなか条件が良いところがなかったのを覚えています。

理由は、彼女の飼っていた猫。

どうしてもペット可の物件は家賃が高く、少しうとましくさえ思っていました。

なんとか物件を見つけ、私と彼女と猫の3人(2人と1匹)で暮らし始めましたが、エサ代やトイレ代もかかるし、ソファで爪はとぐし、怒りを覚えたこともありました。

しかし、いつも可愛い姿で我々の癒しとなってくれた猫は、だんだんと家族の一員となっていきました。

妻と籍を入れ、子供が生まれてからも、我が家の長女として愛猫は振る舞っていました。

しかし、出会って三年ほど経った頃、ある日急にうちの猫は動かなくなってしまいました。

そのとき、うとましく思っていた気持ちや、怒りを覚えていたことなどさえ、かけがえのない大切な思い出だったのだと気づき、妻と二人で一晩中泣き明かしました。

その後、合同の葬式に出してやることにしました。

次々と他の方のペットの名が読み上げられるなか、うちの猫の名が聞こえたときにはまた泣いてしまいました。

はじめは、葬式に出すと悲しみが強くなるのでやめようかとも話していました。

ただ、葬式を終えて妻と二人で話し合ったのは「これで区切りがつけられて良かった。

いつまでも悲しんでいるのは、うちのコも望んでいない」ということ。

そこで、はじめてペットの葬式を行うことの意味がわかった気がしました。

どうしても悲しみのなかで、「お別れ」を決定づけるイベントを行うのはためらわれます。

お金もかかります。

しかし、私は葬式を行って良かったと考えています。

なぜなら、私たち夫婦はあの日を区切りとして、あのコとの思い出をちゃんと「良いもの」として捉えられるようになったからです。

ためらって行動できないでいると、きっと後悔してしまうと思います。

動物好きなあなたのもとに、次の幸せなコがやってこられるように、お葬式という形で区切りをつけてあげてはいかがでしょうか?

参考